淡々、オルランド
14日の夜、スタジオ・ペペ(東京・六本木)でオルランド・クラスの新年会が開かれた。日曜の晩って、こういうのに使いやすいみたいなんだよね。俺も怪我して振付練習やってないしさあ。 チャチャチャをみんなで踊ってますね。 オルランドがキューバへ里帰りする前、11月にやった同様のパーティーでは、僕は「みんなが踊り出したらもっと淋しなるかなーて予想してたけど、そうでもなかったですね。みんなが自由に動いてるのを嬉しげに見守ってる自分が、ちょっと不思議です」なんてことを書いている。 しかし、それからひと月半ほど経って、さすがにその頃と同じような気持ちではいられない自分がそこにはいた。生き生き踊るみんなを見ていて、マジ辛かったっス。 僕の脚が思ったように快復しないことは数日前に書いた。踊りに復帰するまでにはまだ月単位の日数がかかるし、まして舞台に返り咲く日など未だ想像がつかない。体重ばかりが増えていき、気持ちがなーんか腐っていく感じがしている、そんな受傷4か月目。そら、とりあえず前へ進んでる気がしてた時とは違いますわな。日毎の、或いは時間毎の気持ちの出っこみ引っこみみたいなもんはあるにしてもね。 飲み、食べ、たくさん話もしながらも、みんなが踊ってるのを観ている僕は、結構仏頂面をしてたと思います。 でも、日曜の夜は友子と少しだけタンゴ踊りました。怪我してから初めてのペア・ダンス。身体のバランス悪いし、あっちゃこっちゃ痛いとこもあるよって(左の腰とか、右の膝とかね)、細かい動きはでけへんし、もうゼエゼエ言うてしもたけどね。まあ、意外と上半身の捻りだけでも最低限のリードはでけるっちゅうのはわかりました。 僕が負傷してからこれで10月、11月、そして今回と、オルランドにはこれで3回会っているが、彼は不思議なくらい残念がらない。彼自身が怪我で苦しんだ経験からか、それともそういうことに頓着せん奴なのか、その辺はよくわからない。まあ、残念がっている暇は彼にはなくて、常に前を向いているからだと解釈しておこう。
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