頼むから伸びてくれ俺の右アキレス腱
3年半ほど前にアキレス腱を切ったが、普通のことならどんな動きをするのにも特に気にならないはずだった僕の右脚。ところがバレエを始めてみて、実は未だ「後遺症」とさえ言える状態があることに気付かされたことは、以前ここにも書いた。 昨日で再開後6回目、年が明けてから3回目のバレエ・レッスン。グリッサード-スーブルソ-アッサンブレ2つにシャンジュマン2つ……などという(僕にとっては)ややこしいルーティーンも、手順ぐらいは憶えられるようになったが、やっぱし身体の動かし方はぐちゃぐちゃですな。 「岩倉さん、アッサンブレは脚出してから跳ぶのよ! その2つ同時になんて、できませんからねっ!」あ、ところでバレエでも「ルーティーン」なんて、言うんかなあ。 そして、レッスンの最初のうちでまだ脚が温まってない時間に、5番から両脚に集めてルルベで立つなんてことをすると、足からふくらはぎからつりまくるもんね。昨夜なんか、レッスンの中のいっちばん初めのエクササイズ、フレックスとポイントを座って連続でやるのでももう右足つったし。 更に、シャンジュマンをいくつか連続でやったりすると、着地したときに右だけだんだん爪先だけ床に着くようになってるのがわかるわけ。アキレス腱が満足に伸びてくれへんのね。降りた瞬間に片脚だけが既にグラン・プリエの形……新たな発明と考えられなくはないが、何百年ものバレエの歴史に対する無謀な挑戦と言う方がふさわしいです。 まあ、こういうことに気がついたからには、自らの脚と会話しながら、リハビリテイションも兼ねつつじっくりとやっていくしかないです。反面、それでこそバレエをやっている意味があるというものだ。さあ、次のレッスンまでにアッサンブレちゃんと覚えよ。
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