熱いライトに背中を押され-TDL出演(2)
今回ご一緒させていただいたのは、江戸時代から伝わるという銚子市の無形文化財「はね太鼓」の方々23人、フラのフア・マイカイの皆さん5人、ヒップホップのDOLPHYの子どもたち6人だ。どれもとても興味深い演目だったが、僕たちは2回目の出演で、去年に比べれば気分的に楽だったとは言え、リハーサル・スタジオでは天井が低くて一番高いリフトが挙げられないし、自分たちの準備に精一杯で、せっかくの機会なのに、他のグループを観る余裕などない。 昨年同様、挨拶、着替えとメイク、会場の様子や出ハケの説明とそれに続いてリハーサルをサクサクと終え、上に書いた人数と何個かの太鼓を満載したバスで舞台裏に向かった。寒いし、雨なので上着の脱ぎ着や傘の管理が大変だ。 出番の直前、フラの皆さんが(たぶん)ハワイの神様に祈りを捧げ始めたので、僕も僕なりに "A Changó, a Yemayá, a Ochún y a todos los santos." と気持ちを唱える。太鼓が終わって、フラがハケて、さあ、本番だ! 僕の想像では、特に太鼓の人たちの応援団や、ヒップホップの子たちと同じスタジオのお姉さんグループやもちろん家族などで、ラッキーナゲット・カフェは立見も出る大盛況のはずだった。なのに、ん?……そこまでは人が入っていない。一瞬気持ちが下がりそうになったが、やはり熱いライトが当たっているのがわかるとスウィッチが入った。踊りながら歌いまくってたよね。 ただ、リフトが1つスッといけへんかった以外、踊りの細かい部分まではそんなによく憶えていないというのは、やはり緊張していた証拠か? でも、この演目の最終披露としては、そこそこ満足のいく出来だった。(つづく)
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