『出勤難民』への備え
輪番停電に備え、鉄道各社は昨夜から運休計画を発表した。僕が通勤に使う小田急江ノ島線は「当分の間運行見合わせ」だ。今日は仕事は休みだったとは言え、明日以降もこんな調子ではろくに出勤できやしない。 東海道線も横須賀線も根岸線も通っていなかった今朝の各社の運行状況で、実行するとしたら……東急田園都市線であざみ野、横浜市営地下鉄で延々戸塚、あと神奈中バスという、乗換の待ち時間も考えれば一体何時間かかるのやらわからないコースになる。それならいっそのこと、国道467号線沿いをひたすら南下して歩いて出勤した方が話が早いかも知れない。 グーグル・マップによると、およそ4時間! 四国遍路で使った靴を履いて、荷物を軽くすればできない時間数ではない。 一方、妻も今日は横浜線が走っていないので出勤できない。彼女もいざとなればハマ線沿いを徒歩通勤する必要が起きる可能性もある。今日は天気もよかったので、まだ走っていた田園都市線で長津田まで行って、そこから歩いて自宅まで歩いて帰って来た。「まだ」とは、僕たちが乗ったあと、夕方までこの路線は運休したという意味だ。 長津田駅南口から、つくし野、町谷原、公所(くぞ)、つきみ野を抜け、約6.5km、1時間半! ひとまず、これの約3倍ほどでも必要があれば大丈夫かなという気にはなれた。 実際には、今日神奈川県では停電は行われなかった。江ノ島線も先ほど20:30頃、各駅停車に限って運転を再開した。とは言え明日以降のことは誰にもわからない。残念だが、これが「alta tecnología (高い工業技術)の国」の現実だということを、僕は一体どう胸に落とせばいいのだろう。
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