だれも知らないみどりの学校友だちの旅行記

 20年ほど前、朝日新聞の投書欄に僕の書いたものが載ったことが1度だけあった。当時はまだ今よりも珍しかった、夫婦別姓についての文章が採用され、掲載記念で新聞社のロゴ入りバスタオルが送られて来たっけ。あと、昔あったスペイン語新聞 International Press Edición en Español にサルサ関連で何回か。あと、懸賞の当選発表や高校・大学の合格者一覧を除けば、新聞に自分の名前が載ったなんてそれくらいだ。 大学の同じスペイン語学科の後輩、あんこちゃん。一時関東に住んでいた頃は何度か会った。今は岡山の大きな書店に勤める傍ら、絵本を読む会を自ら催す彼女が、今回書評を「読売KODOMO新聞」に載せたのは、僕のそんな拙い掲載歴を全部かき集めても足りないくらいの功績だ。 彼女の顔写真入りコラムが、この新聞に載ったのが今月5日。その日の朝、僕の勤め先近くの商店街にある読売の販売店に立ち寄ったが「全然残ってないよ~」という返事が……とFacebookでボヤいたら、なんとあんこちゃんが手持ちの掲載紙を直接僕に送ってくれたのだ。感謝感激! 「本屋さんが5・6年生にすすめる本」という趣旨のコーナーで、彼女が「大人になってまた読んでも面白かった」と書いていたのが、佐藤さとる(1999)「だれも知らない小さな国」(講談社青い鳥文庫)。彼女のもう1冊のオススメ本、モーリス・ドリュオン(1987)「みどりのゆび(岩波少年文庫)と共に図書館に予約したら、ようやく2冊とも昨日受け取れた。今読んでいる百田尚村(2012)「影法師」(講談社文庫)がもう少しで終わるから、次はコイツらかな。 彼女と違って、僕はこれらの本を読むのは初めてだが、さあ、50手前のおっさんが読んでも面白いかどうか、楽しみだ。そして、ニコライ・ノーソフ「ヴィーチャと学校友だち」、ジョナサン・スウィフト「ガリヴァー旅行記」など、40年前に僕の心をときめかせた本たちを、また読む気になってしまうかも知れない。  「ヴィーチャ」は、たぶんこんな感じの、ポプラ社かどこかのハードカヴァー版を読んだと思う。「ガリヴァー」は国語の教科書に載っていたのがきっかけで本も買って、小人の国・巨人の国・飛ぶ島の国・馬の国の四部作を読んだ記憶がある。「飛ぶ島」の物語で、実はガリヴァーは日本の「ナンガサック」(長崎にあたると言われる)に立ち寄っている。4つの不思議な国に行っているはずなのに、特にこのイラストのシーンが、ガリヴァーの代名詞のようになっているのはなぜなのだろう。

千兵衛の "「居場所カレー屋」まで、HALF A MILE AWAY"

「昼ごはん時はカレー屋さん、午後は若い子たちの居場所にして、晩ごはんの時間にはまたカレー屋に戻る……」そんなお店を将来やることだけは決めた。ただ、カレーを作るのと人と話すのは好きやし今までやり倒してきたけど、店を経営したことがあるわけじゃなし、皆さん、知恵と力を貸して下さーい!というサイト。踊ったり遊んだり、毎日の生活満載の Instagram, Facebook やブログのリンクも貼っています!

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