ナマ音主義

 最近、生の音楽にとても飢えている。 サルセーラス/サルセーロス(サルサを踊る人・奏でる人等々の総称)にもいろいろいて、USAのサルサが好きな人や、僕のようにキューバ物を好む奴。それからCDの音で全然構わない人や、僕のようにライヴの音にこだわる者など、様々だ。 以前から生の音は好きだったが、別にライヴに度々足を運んでいたわけでもない。でも、病気をして、「多摩川越え」を以前のように頻繁にすることが難しくなったせいか、去年あたりからどうもナマ音が恋しくてしかたなくなってきた。 生の音はいい。パーカッションが下腹に響く。耳とか、胸とかとちゃいまっせ。下っ腹でっせ。たとえパーカスのない音楽であっても、空気を通して伝わって来る音の波が、本当に気持ちいいと感じる。 だから、先日のパーティー "Xmas Cuban Salsa Night" では、「レゲトン・ライヴ」とやらがあるというので多少期待して行った。そしたら、何のことはない、レゲエのライヴと何ら変わりはなく、バックグラウンドにリズムが流れていて、マイクを掴んだおにーさんがラップするという「ライヴ」で、残念ながら僕が欲しい「ナマ音」ではなかったのだ。ダンス・タイムや、数々のキューバン・ダンスを散りばめたパフォーマンスは素晴らしかったけど。ううう、ますます欲求不満になるやんけ。 「ぴあにん」こと、井上ゆかりさんというジャズ・ピアニストがいらっしゃる。僕の出た高校(大阪府立天王寺高校)の4つぐらい後輩で、ひょんなことから彼女のブログのサイトを知り、そこではCDの試聴もできるので、気に入ってそれを買ってしまった。 月の半分くらいはどこかでライヴをしているこのぴあにんさん、演奏会場のほとんどは「多摩川の向こう側」なので、なかなか聴きに行けない。 僕が踊りの練習で調布に行っていた日に、彼女も調布の柴崎のジャズ・クラブにいたが僕が別の友だちと会っていて行けず。夏の横浜のホテルでのショウは、どひゃーーーと言いたくなるような値段だったのでさすがにパス。先月のクリスマス・ライヴにも行きたかったが、自分のダンスの本番の前の日だったのでやめ。 そうこうしている間にもずっと彼女のブログは見続けていて、誕生日が僕と同じ10月24日だということまでわかって、ますます他人のような気がしなくなってきていた。 そして今月、やっと機会が訪れた。来週の月曜・9日、ぴあにんさんが平塚のハコ「サンタナ」に来るというのだ。久々のナマ音と、ずっと聴きに行きたかったぴあにんさん! 彼女のCD "Pianin" は、何かをしながら(例えば、ブログの文章を書きながら)聴くのにオススメの心地よいLPだ。でも、8曲目の "Kelp" 、パーカッションを伴ったハチロクのリズムのところで必ず手が止まる。実は試聴で僕の心を掴んだ、もとい、耳を掴んだのはこの曲だった。この曲、或いはCDの中のこれ以外の曲を当日演るだろうか、楽しみである。 それより、僕が今度こそ聴きに行けるかどうかを先に心配せな。また何か不都合なことが起こらんかったらええけど。

千兵衛の "「居場所カレー屋」まで、HALF A MILE AWAY"

「昼ごはん時はカレー屋さん、午後は若い子たちの居場所にして、晩ごはんの時間にはまたカレー屋に戻る……」そんなお店を将来やることだけは決めた。ただ、カレーを作るのと人と話すのは好きやし今までやり倒してきたけど、店を経営したことがあるわけじゃなし、皆さん、知恵と力を貸して下さーい!というサイト。踊ったり遊んだり、毎日の生活満載の Instagram, Facebook やブログのリンクも貼っています!

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