ストリングラフィ本番

 それはそれはたくさんの、本当の「糸電話」。本当に糸と紙コップでできた、糸電話。それが、モーツァルトからアニメの主題歌まで、いろんな音楽を奏でてしまうのである。それはそれは不思議な楽器、それが「ストリングラフィ」。 3月25日(土)朝9時半、JR茅ヶ崎駅の改札で、演奏者の水嶋一江さん、Kikuさん、鈴木モモさんのお三方、それにプロデューサーの八重樫みどりさんと待ち合わせる。バスでお送りし、会場入りしたら早速音響機材のセッティングだ。結局マイク・シールドはレンタル屋さんで安くで借りられたので、それをつなぐことになる。 最初、放送室の鍵が開いていなくて、また工場正門の守衛室まで延々走ったりなんてこともあったが、何とかスイッチも入り、もつれていたケーブルもすっきりほどかれ、セットは完了。並行して、楽器の大がかりな設置も進みつつあった。 昼の弁当を食した後、12時15分頃から通しリハ。ここからが僕の腕の見せどころだ。 1本ずつ音の調整ができるワイヤード・マイク3本にワイヤレスが2本の、計5本。フロアを使っての演奏のため、舞台脇のミキサー室ではフロアで実際に聞こえている音がよくわからない。フロアにつながる小さな窓は開けて、八重樫さんと合図しあいながら音を合わせていく。何曲かやっていくうちに、曲のときとMCのときとで音量は変えた方がよいことがわかった。 14時開場、14時30分開演。いよいよその不思議なライヴは始まった。本当にいろんな音が出る。鳥のさえずり、太鼓の音……。ただ、ミキサー室にすっこんでいると、どれが糸をはじいて出している音で、どれが小道具を使っている音なのか、見えないのが悔しくてたまらない。 そして、最初に書いたように、そのレパートリーたるや多種多彩。決して飽きさせない。軽快な曲は軽く、重厚な曲はよりぶ厚く、そしてしっかりと余韻を残す。また、3人の方々の動きはまさに「踊り」だった。1時間は瞬く間に過ぎていった。 できればもっと近くで観たかったし、4人の方々ともっとゆっくり話したかった……同じ舞台人として! でも残念ながらすぐ帰られるということで、彼女たちの「スタジオ・イヴ」(東京・世田谷)での月一ライヴで「もっと間近に」ストリングラフィを観に行くことを約して、この日は別れたのだった。 トラックバックを打っていただいた「ジョージ1959」さん(右記 "Trackbacks recientes" 参照)も、彼なりの「観ストリングラフィ記」を書いておられて、とても面白いので、ぜひごらんいただければと思う。 ところで、季節限定で、このサイトの柄を「さくら」に変えてみました。

千兵衛の "「居場所カレー屋」まで、HALF A MILE AWAY"

「昼ごはん時はカレー屋さん、午後は若い子たちの居場所にして、晩ごはんの時間にはまたカレー屋に戻る……」そんなお店を将来やることだけは決めた。ただ、カレーを作るのと人と話すのは好きやし今までやり倒してきたけど、店を経営したことがあるわけじゃなし、皆さん、知恵と力を貸して下さーい!というサイト。踊ったり遊んだり、毎日の生活満載の Instagram, Facebook やブログのリンクも貼っています!

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