チャチャチータス発表会 (Epílogo)

(5/20付からのつづき) 出演者が客席に降りてそのままロビーへ流れるというのは、そのままお客さんをお送りできるという仕掛けなのである。友子はもちろん、雅美さん、遠く鎌倉から来てくれた焼酎友だちのかおりん、Tとその姉のMちゃん、ずっと楽屋で一緒やったYくんと妹のFちゃんと写真を撮ってもらった。 今回、自分が如何に「舞台人」としてこれまで恵まれてきたのかを痛感した。ただ単に踊るだけでは、舞台の作り方や舞台用語、舞台に出るときの心構えから、音響装置の扱い方なんて、覚えられるわけがないのだ。あくまで一例だが、ブタ監さんが開演直前に「5分押しでーす」と言いながら楽屋に回ってきて、ただ「はーい」とだけ答えればいいという状態は、実は意味のあることだと思う。 だからこそ、今回のような催しに集まった「舞台作りの専門家」の「共通語」が僕にはよくわかる気がするのだ。そして、僕よりもよく舞台を知っている、それが「富田雅美ダンス・ユニット」の子どもたちだ。大人でもできないかも、と思う踊りや複雑な早変わり、多くの演目数などをこなすこなす。もう僕は尊敬しっぱなし。 それは言うまでもなく彼女たちだけの力で会得したものではなくて、ダンスの先生、先輩ダンサー、仲間たち、家族、スタッフ、その他たくさんの人たちの尽力に負うところが大きいのだ。それを実感するかしないかはわからないが、彼女たちは幸せだ。 エラソーな顔していろいろ教えてきたが、彼女たち/彼らの中には一体何が残ったのだろう。でもそういうのって、何かすぐに答えが出るモンとちゃうからなあ。何年か先に、ああ、あんなこと言うとった(やっとった)、或いは、何や突然出てきて一緒に踊った変なおっさんがおったなあぐらいに思い出してくれれば、とりあえずよしとしましょうかねえ。  夢のような……うーん、何か月間やったんでしょ? もうこの「タブー」を僕が混じって演ることはまずないから、去年最初に雅美さんからメールもろてからやから、約13か月、が終わった。たぶん、これと同じような経験をすることは、一生ない。それくらい、かけがえのないものだった。 この前の日(4日)、キューバに帰っていたオルランドが日本に戻って来た。さあ、次の演目や! えー、前の更新から結構日数が空いてしまいました。この間、思ったことや感じたことがなかったわけやないんですが、僕にとってとても重要やったこの発表会のことをちゃんと書き終えんと次に進めんかった上に、公私ともちょっと忙しいんです、ここんとこ。その上、何を感じたかっちゅうことについてはうーん、何か舌っ足らずで自分自身不満なんですが……。でもそもそも、踊りで感じたことを言葉で表そうていうこと自体に限界があるんかも知らんということで、とりあえずはお許し下さい!(了)

千兵衛の "「居場所カレー屋」まで、HALF A MILE AWAY"

「昼ごはん時はカレー屋さん、午後は若い子たちの居場所にして、晩ごはんの時間にはまたカレー屋に戻る……」そんなお店を将来やることだけは決めた。ただ、カレーを作るのと人と話すのは好きやし今までやり倒してきたけど、店を経営したことがあるわけじゃなし、皆さん、知恵と力を貸して下さーい!というサイト。踊ったり遊んだり、毎日の生活満載の Instagram, Facebook やブログのリンクも貼っています!

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