Movimiento ligado y movimiento cortado

 今日の文字色は、前半は「前半の後半」に登場する人の元の国籍にちなんで「セレサゥン」のシンボル・カラー(もっとも、彼は確かその国のセレサゥンには入ったことはないはずだが)。そして後半は、後半に出てくる人のお国から誰もが想像するであろう色で書いてみた。  大阪生まれの僕は、関東に来た頃、「首都圏で街なかを歩けばいくらでも有名人と出会う」ものだと考えていた。でもこの18年間、本当に偶然に出会った人と言えば、新宿の十二社通りにつのだ・ひろさんらしき人がいたのと、恵比寿の裏通りですれ違ったのがたぶん藤崎奈々子さんだったということぐらいだ。 ところが、先日とある日曜日のこと。僕が六本木ヒルズの「セガフレード・ザネッティ」でコーヒーをすすっていたら、なんか雰囲気のある男性が隣のテーブルに座った。「カルロス菅野さんかな? いや違うな」やがて僕には、だんだんその人が山本コウタローさんに見えてきて、それはやがて確信に変わってきた。 でもなあ、山本コウタローさんがこんなに普通に俺と一緒のサ店に入るかあ?……とは思いつつも僕は、連れの女の人が「コウタローさん」とか「山本さん」とか呼びかけないかと、耳をそばだてて聴いていた。そのうち、果たしてそのコウタローさんらしき人は携帯電話を取り出し「もしもし、山本ですー」と電話をかけ始めたのだった。当たりー。 そして更にその日の夜、キューバから日本に戻って来て最初のレッスンを終えたばかりのオルランドと、六本木の「アカラジェ・トロピカーナ」へ行くと、今度は、いるんです、東京ヴェルディ1969の監督さんが! 「J2に落ちてちゃダメだよ全くー! しっかりしろよー!」と怒りながらフェイジョアーダを食べて……はいませんでしたが、1日に2人も有名人と会うなんて、首都圏に生きててよかった、うん。 ところで、今日の本題はそんなことではありもはん。この「アカラジェ」でオルランドに教わったルンバの基本、 movimiento ligado と movimiento independiente y cortado (つながった動きと、独立した短い動き)だ。 この日彼に話さねばならなかったことは2つ。1つは「富田雅美ダンス・ユニット」の新スタジオを使っての集中レッスンの交渉(これについては、この約3週間後に、雅美さんも含めて3人で会って話すことになるので、そのこととまとめて書く)。もう1つは僕自身の新しい振付の交渉である。5月初めのこの時点では「リトゥモマニアのチームで、ルンバ」ということになっていたので、とりあえずは彼が日曜の2つのレッスンの後時間が空いているかを尋ねたのであった。 そして、「普段から常にやっておけ」と授かった宿題が上に書いた2種類の movimientos だ。 ゆっくりでもいいから、両の肩が互いに前に出続ける動き、これが movimiento ligado 。これに対し、1回1回ピタッピタッと切るようにして、しかも素早くそれぞれの肩を順番に前に出す、これが movimiento cortado だ。この2つともが、ルンバには大切だというのだ。 最近回数が減ってきたとは言え、ルンバのレッスンでは、僕の動きを見てオルランドが「うーん、何か違うぞ」という表情をしながら近づいてきて、直してくれることが未だに多い。その状態を脱して、かつパフォーマンスとして見映えがするための作戦として与えたもの……なのかどうかはよくわからないが、「とにかく基礎重視!」の彼のこういう「秘策」はありがたいし、役に立つはずなのだ。 テレビ・ドラマ「プリマダム」の主人公のように、ゴミを捨てに行ったついでにゴミ捨て場の柵をバー代わりにしてポーズを取るほど、僕はバレエに入れ上げてはいない。でも、駅のプラットフォームでミョーな肩の動かし方をしている奴を見かけたら、それはたぶん僕のはずだ。

千兵衛の "「居場所カレー屋」まで、HALF A MILE AWAY"

「昼ごはん時はカレー屋さん、午後は若い子たちの居場所にして、晩ごはんの時間にはまたカレー屋に戻る……」そんなお店を将来やることだけは決めた。ただ、カレーを作るのと人と話すのは好きやし今までやり倒してきたけど、店を経営したことがあるわけじゃなし、皆さん、知恵と力を貸して下さーい!というサイト。踊ったり遊んだり、毎日の生活満載の Instagram, Facebook やブログのリンクも貼っています!

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