Una canción al sol
去年の秋には、沢尻エリカさんや薬師丸ひろ子さんに会えないかと、多少浮き浮きしながら僕は病院に通っていた。しかし、なんと今度は、もっと近くで、日常的にエリカさんに会えるかも知れないのだ。 そうか、やっと俺の愛が通じて、彼女は俺の近くに来たか、よしよし(→先日職場の後輩に、「センベイさんって、いる場所が違ったら相当アブナイ人になっちゃいますよね」と言われてしまった)。 去年の10-12月期のドラマ「1リットルの涙」のロケ地が東大病院の神経内科だった。僕が通うのは脳神経外科だが、病院の正面入口で主演の沢尻エリカさんと錦戸亮さんが話したり、大学構内をエリカさんの母親役の薬師丸さんと医師役の勝野洋さんが歩いたりしていたので、何回か通うてたら1回は撮影に遭遇するんとちゃうやろか、と期待を持たせる雰囲気だった(ところが実際は、廊下に番組のポスターがたくさん貼ってあっただけだった)。 国道134号線を逗子の方から西へ向かって走って、トンネルを抜けるといきなり海岸線に出る。そんな見慣れた風景から、昨夜の新ドラマ「タイヨウのうた」は始まった。片瀬江ノ島の駅前、江ノ島と陸地を結ぶ「弁天橋」、更には僕が先日ジーパンを2本買ったばかりの、国道467号線沿いの「ジーンズメイト」藤沢店前なんて、ちょージモティな場所が続々出てくる。 今回のエリカさんはシンガー/ソングライターを目指すストリート・ミュージシャンという役どころだ。藤沢の、本当の「通りで弾く奴らの聖地」は、藤沢駅の地下通路や北口の「サンパール広場」、または南口の江ノ電ののりばへ向かう連絡通路のあたりで、ドラマで登場する「藤沢市民会館の前」は人通りもそれほど多くはなく、音楽よりもダンスの練習をやっている若者が多い、という印象がある(もっとも、普段僕はそこを通らないので実際どうなのかはよく知らないが)。↓エリカさん。TBSのサイトから拝借しました。実際のドラマ上では、昼間は一切外出してはいけない身体だという設定です。 そして、前作の「脊髄小脳変性症」に続き、今作で彼女が演じる雨音薫は色素性乾皮症(XP)なんだそうな。脳腫瘍という病気を患った者として、僕はこの初めて聞く病気がどう描かれるのかには注目したいし、本当に苦しんでいる人の気持ちは理解したい。 ただ、僕にとっては前作と同じく、ドラマを見始めたきっかけはあくまでも「女優エリカちゃん」であり「地元藤沢」だ。病気云々はともかくとして、この役を彼女がどう演じきるのか。そして、いつも僕が接している風景がどれだけ出てくるのか。そこに一番、興味があるのだ。 この番組を観る動機それ自体は、実は明後日、正に昨夜孝治(山田孝之)たちがつるんでいたすぐ近くの「江ノ島ビュータワー7階」で開かれるサルサ・パーティーに行くのとあまり変わりはないことだけは言っておきたい。 いつものように市民会館の前でギターを弾き始める薫、強引に言い寄ろうとする2人組の男を殴って引き離し、彼女を単車に乗せて南へ走り去る孝治……。そらもー、パッと画面観ただけでわかるんです、どっちの方向に走っていったか、「あ、保健所の方角や」て。そのまま2人は、昔よう僕がガソリン入れたゼネラルのスタンドの前通り過ぎて行きます。この辺のディーテイルも意外と細かい。これが例えば、「東京ガスの前」を通り過ぎてただけやったら、「ああ、ある程度遠くまで逃げ切ってんなあ」てな感じになれへんわけよ。 さあ、来週20・21日のエキストラ募集には、ド平日なんで全然行けませんが、いろんな意味でこのドラマ、期待してしまいます。
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