真ーっ赤なchaparrito古時計
二十年来使い続けた目覚まし時計が、遂にその生涯を終えた。 赤いボディ、大きな文字盤。20年以上前の学生時代に、高校の同級生であり、確か予備校も同じ所に行って大学も同じだった(学科は中国語やったけど)Mの家が時計屋で、ほとんど仕入れ値で売ってもらった記憶がある。 使用開始日、「85年1月9日」とあります(写真をクリックして大きいサイズでごらん下さい)。 ちょうど22年前。両国の新国技館が開館した日らしいですね。この10日後に石川梨華さんがお生まれになっています(共に Wikipedia 調べ)。まだ、宮崎あおいさんも沢尻エリカさんもご誕生ではありません。 この時計、大阪に始まり、海を渡って留学先のメキシコ(1回引っ越したので2軒)、帰国後横浜・港南台、相模原、藤沢・湘南台、そして今の大和と、今まで僕が住んだことのある7か所全部を僕とついて回っているという、由緒正しい時計なのです。ある意味、物持ちのいい僕の象徴みたいな時計なのです。それにしちゃベルのところ、ほこり溜まってるけどな。 先日急に止まって、近くの時計屋さんに持っていったら、おじさんが「うーん、見てはみますけど、たぶん、中の機械自体がもう古くなってるんじゃないかなあ」とつれない返事。「いかにも」という感じの人の言葉だけに重みがあります。果たして、1週間後に時計を引き取りに行った僕に時計屋さんは「やっぱりダメだったよ」と、一言。 かくして、今までの僕の人生のちょうど半分、付き合ってもらった時計くんとはお別れせざるを得なくなったのでした。……とか何とか言うて、ほかすときはサラッとほかすねんけどね。「思い出の品」とか言うて、動かん物を置いとくほどウチは広うないんで(そない言うて置いてる物は、近鉄バファローズの三色帽だけです)。
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