お台場がサルサのテーマ・パークに
10月8日、体育の日。僕は、サルサ企画会社「サルサ・ホットライン・ジャパン」のジョージ渡部さんに連れられ、同じボランティア仲間3人と共に、昨日と今日開かれている「ジャパン・サルサ・コングレス」の会場下見をしていた。 主会場の Zepp Tokyo とその周辺。海外ダンサーたちの宿泊先、有明ワシントンホテル。大江戸温泉物語。そして、最終日の後夜祭の会場となる、アクアシティお台場の中にある「ラ・ボエーム」。 渡部さんの(ためになる)昔話も聴きながら、それらの1つ1つを巡りつつ、僕にわかったのは「なぜ、このお台場という場所でJSCが継続しているのか」という理由である。 パーティーも、ワークショップもできるデカいハコ。外国人ダンサーが楽しめる、日本的な場所。首都圏以外から来た日本のサルセーロスが気軽に泊まれる場所(大江戸温泉物語のカプセル・ホテル)。少し気分を変えて(主会場の片付けと同時進行で)、打ち上げ感覚で翌明け方まで騒げてしまう場所。これらが、全て「お台場、臨海副都心」という1つの範囲に収まっているのである。つまり、--最初からそれを意図して渡部さんがZeppを選んだのかは知らないが--お台場全体が、JSCの間は「サルサの巨大テーマ・パーク」になる、と言っても過言ではないのだ。そしてこれこそが、JSCがお台場で花開いた最大の理由の1つではないだろうか。 更に考えてみると、今年の場合、前夜祭会場の竹芝 Dash-G からはゆりかもめで1本。前前夜祭会場で、日本のサルサの聖地の1つ・六本木からは日比谷線と埼京線-りんかい線を使えば乗り換え1回。都心からは少し遠いようでいて、実は(おそらく首都圏在住以外の人にとって)便利に各イヴェントを組みやすい。それをも考えると、お台場というのは何とよくできた場所なんだろう。 ただ、そんな使い勝手のいい Zepp Tokyo も、今年を含めてあと2~3回しか使えず、そのあとは取り壊される運命にあるらしい。有明ワシントンホテルから、国際見本市会場「東京ビッグ・サイト」を見ながら「ほな、次はあそこ使いますかね?」と僕は渡部さんに冗談をかましていたが、本当に次はどこを使うことになるのだろう。 少し東へ寄って新木場スタジオ・コーストか、西へ移って渋谷にいくつかあるハコなのか。それとも、もっと西へ行ってパシフィコ横浜ていうのも、海側から入れたりもして(航路、首都高湾岸線など)ええんかも知らん。
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