脳腫瘍とロマンスカーと無縁坂
「半年に1回の頭部MRI撮影」の結果について、本人の僕よりも近しい者たち(特に、妻)が気を揉んでいるという話は以前にも書いた。 脳腫瘍の再発が認められないならそれでよし、再発しているならしているで、必要な治療を施す。僕自身の身体の中で、実際に起こっていることが明らかになる、それだけのことなのだ。「岩倉さん、腫瘍が見えちゃってますね」と言われるのが早いか遅いかだけの違いだ。もっとも、今の時点で再び腫瘍が見つかった場合、強い副作用が予想される治療は、例えば「7/6の本番を終えてからにしたい」と言うかも知れない。 先日、5/26の撮影も幸いに「再発はなし」との判定が出た。 ところで、MRIを撮る日は朝早い通院になり、撮影の予定時刻にもよるのだが、田園都市線はえらい混みようになる。そういうのに普段から慣れていればどうってことないんだろうけれど。中央林間発の急行・準急が7時台はゼロなので(全て長津田始発になる)、もうえーーーっらい早よ長津田に行って並ぶか、または揉まれるのを承知で都心まで乗って行くかせんといかん。 今まではそのどちらかを選んでいたのだが、そこへこの3月から登場したのがMSE、青いロマンスカー! ちょっと早起きは必要だが、6:41に町田に行き、特急料金600円を出しさえすれば、あとはそのまま大手町まで僕を運んでくれる。 そして、これは「千代田線の大手町」なので、この日はそのまま同じプラットフォームから後続の列車に乗って、初めて湯島の駅から病院に行った。僕が入院していた頃にやっていた、外来棟と入院棟との間の工事はもう終わっていて、小さな裏門ができて、湯島からも行きやすくなっているようだった。途中にある「忍ぶ忍ばず無縁坂」を初めて登ってしまった。ホンマに、登ると自然に溜息出たなあ。 こうして、僕は相変わらず、三月に1度の通院を遠足気分で楽しんでいます。 「南武鉄」さんのブログから拝借した「青いロマンスカー」の写真です。
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