「瞳」の輝きと共に
このブログでも何度か言及してきた、NHK朝の連続テレビ小説「瞳」が、遂に先日、9月29日で最終回を迎えた。 ここ数年の朝ドラの中で、僕がこれほど楽しみにして見続けたものは他にない。 その一番の理由は、僕と分野が異なるとは言え、主人公がヒップホップという踊りに取り組むという設定だろう。そしてもう1つは、同じく微妙に方向が違うが、「里子の気持ちを理解する」ことに悩む里親(養育補助者)である主役の瞳(榮倉奈々)は、僕の日常と重なるところだ。 それに加えて、物語が進むに連れて本当に進歩していく瞳の動き。その瞳をも実は完全に食ってしまっている瞳の仲間(殊に純子/満島ひかりのそれは出色)のダンス。コンテストの場面なんかはもうワクワクもので、彼女たちの「ライヴァル」という設定でもーすごい、キラ星のごときダンサーさんたちが続々出てくるのである(そっちの方面は僕は素人なのでよくわからないが、あれでも「これからを期待される若手」さんたちぐらいなんだろう)。「今日はコンテスト!」という朝には、クソ忙しい時間帯やのに僕はテレビの前におっちんして観ていた。 脇役だった人たちの不思議な存在感も見逃せない。瞳のグループ「ローズマリー」の最大のライヴァル「ブルーシューズ」のユカリ(森本信江)は、(こういうと失礼かも知れないが、おそらくあれも彼女の売り物の一つなので、ま、いいでしょ)決して細いとは言えない身体であの機敏な動きで見せる、見せる。倉庫の前での、この2つのチームのダンス・バトルの場面なんかもう、最高。 また、瞳の一番の親友、萌(鈴木聖奈)は、「体重を気にしながらも甘いものが好きな『ダイエット・ダンス・クラス』の生徒」という役どころながら、「まゆげねこ」ダンスの場面ではソツなく踊りこなす。そして、「しっかり者のマネージャー役」という立ち位置がまたハマるんだ、この娘は。 素顔は極めて明るいらしい、「ブルーシューズ」の皆さん。4人とも大阪のご出身ですね。右下が森本さんです。カズ役の滝裕可里さん(左上)のブログから。 バタバタしている朝に一服の清涼剤とワクワク感をくれた「瞳」への想いを、これから何度かに分けて書いてみたい。……とか何とか言いながら、ここでは「このあと」を書けへん場合が多いねんけど、たぶん、書きます。田野アサミさんや宇野実彩子さん、3人の里子たち、もちろんEXILEのMAKIDAIさん、香子(こうこ)さんに電撃チョモランマ隊のQ-TAROさん、そしてもちろん僕が以前からお慕い申し上げている山下蓉利枝さんにもできれば触れたいのだから。
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