1か所で気軽に? 「四国八十八か所霊石」
明けて、時折陽が差すとはいえ曇りがちの元日。夕方、妻と僕は、未明に訪れた両親宅近くの「大福寺」へ再び向かった。ここには、「四国八十八か所霊石」というのがあったからだ。 各霊場のお寺の名前が書かれた立て札と漢数字が刻まれた踏み石がセットになっている。年明けすぐはそれぞれにろうそくが灯されていて、とても神秘的だった。それだけに、明るい時間にもう一度どんなものか見ておきたかったのだ。 これが本当に、順番に88組連なっている。去年、テレビの「街道てくてく旅」で四元奈生美さんがずっと歩いていて、少し記憶に残っている名前もいくつかあった。 一番の霊山寺(りょうぜんじ)から順番に石を踏んで、最後の八十八番の大窪寺(おおくぼじ)の石はお堂の前にあるという粋な演出。でも、奈良県のこのお寺になぜ四国八十八か所の代わりをしそうな石が並んでいるのか、その辺はよくわからず仕舞いだった。
0コメント