0.4秒前からの音ハメ
先週末の「サルサ・ホットライン・ナイト」、コンペティションの出場ペアは、David & Chie と Ryoko & Ken の2つ。Chieさんは一度だけ、スタジオ・ペペでプライヴェート・レッスンで前後してお会いしたことがある。旧知のRyokoちゃんは新しい相手を得て、本当によかったと思う。両ペアとも、何種類かの他の踊りの要素を混ぜつつ、キレのよさとシャインズの同時性では言うことなしだ。 特に印象に残ったのはいわゆる「音ハメ」、ラッパなどの大きな音に合わせて一瞬ポーズをキメる部分だ。例えば「1」で動きだそうと思うと、その前の「8」から意識しないとできないとよく言われるのと同様、音ハメでも少し前から「さあ、ハメるよ!」という動きをし始めることによってピタリ決まるし、観ているお客さんにも「あ、ここでハメるのかな?」と期待をさせるために、「0.4秒前から動き始めること」がより盛り上げを助けることがわかった。これは使える。 僕にとっての文字通り課題の「課題曲」は、「芸能人社交ダンス部」のように、振りを決めてしまって「どんな曲が流れてもその通り演る」のではやはりダメで、「曲のこの雰囲気の部分ではこのステップ、この部分ではこのステップ……」と、まさに普段フロアでやっているような感じで、「僕しかやらないような個性」を出すべきなのかも知れないと思った。今振りを付けてもらっているダンサーにも、実は「一度課題曲対策レッスンをやって下さい」と言ってある。 群舞では、Bobby Dickerson 率いる Fusion Sol Naciente が圧巻だった。ペアもよかったが、シャインズがやたら色っぽかったなあ、女も男も。
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