復帰3か月目の「基礎バレエ」と on 2 サルサ

 Felipe Polanco (フェリーペ・ポランコ) という人がいる。 プエルトリケーニョ、僕が最も尊敬するサルサ・ダンサーのうちの1人で、ペア・ダンス、シャインズ(ペアの振りではない、ひとり踊り)、何を演らせても天下一品。振りのイントロダクション部分でゆーっくり自分で回転するだけでも観衆から歓声が上がる、そんな踊り手だ。いつだか日本に来たときに、テレ朝の深夜番組「トゥナイトⅡ」に出たのをご記憶の方もいるだろう。 そんなすごい男と、一度送迎のバンで乗り合わせたことがある。「あれ? この人、あの天下のフェリーペ……に見えるけど、喋ってるとめっちゃ普通のおっさんやん。やっぱし違うか、世界的サルセーロやったら英語ぐらい話すよね」なーんて考えて「ハリウッド・パーク・カジーノ」(そのときのLAワールド・サルサ・コングレスの会場)の入口で車を降りて、 "Nos vemos entonces; que te vaya bien." (ほなまた、元気でねー)とかなんとかめっちゃ普通の挨拶を交わしたあとにそのおっさんが向かった先は、なんとワークショップのスタジオの、舞台の上だったのだ。「えええええーーー?? やっぱしいいいーーー???!!!」 その「車に乗ってるだけやったらフツーの人」は、やおら (ahora) ダンス用の靴に履き替え、シャインズのレッスンを始める。めっちゃカッコいいが、サクサク進めていくし、人気があってスタジオがやたらと混んでいるので、とてもついていけない。途方に暮れているうちに、規定の時間は過ぎてしまったのだ。 そーなんです。今は知らんけど、当時その人は「世界一のダンサー」なのに、主にスペイン語しか話せへんかったんですねー。そういうところは、いま日本の関東北部に住んでる「あの」サルセーロと妙に一致しますなあ。 あかん、みるみるうちに話がそれていく。今日一番書きたいのはこの大将の想い出ではないので、一旦彼から離れよう。 前々回の土曜日・13日。11日の木曜日が祝日でレッスンが休みだったため、代わりに同じ教室の、いつも出ているのと同じ名前の「基礎・初級」のクラスに出てみた。いやー、ところがところが。 詳しいことは言いますまい。サルサで喩えるなら、 on 1 のレッスンやと思い込んで行ってみたら実は on 2 のステップでやってました、と。でも on 2 はやったことないわけではないんで、とりあえず足引っ張りながらやったけどやっとこさっとこついていきましたよ、と、まあそんな感じですかな。ゼエゼエ。 そこで思い出したのが、僕が10年近く前のWSCで、フェリーペのワークショップに出たときのことなのだ。 当然「ついていっている受講生」がたくさんいるから、1人や2人ウロウロする奴がいてもクラスは進む。バレエのレッスンに出てサルサを思い出す奴なんてあまりいないが、変なことからダンス・レッスンというものの奥深さを思い起こしてしまった。うー、別にそんなこと知らんかった訳やないけど、バレエはおもろいけど甘くない。

千兵衛の "「居場所カレー屋」まで、HALF A MILE AWAY"

「昼ごはん時はカレー屋さん、午後は若い子たちの居場所にして、晩ごはんの時間にはまたカレー屋に戻る……」そんなお店を将来やることだけは決めた。ただ、カレーを作るのと人と話すのは好きやし今までやり倒してきたけど、店を経営したことがあるわけじゃなし、皆さん、知恵と力を貸して下さーい!というサイト。踊ったり遊んだり、毎日の生活満載の Instagram, Facebook やブログのリンクも貼っています!

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