横綱相撲のヴァンクーヴァー

 1991年のパシフィック・リーグのペナントレース終盤戦は、史上希に見る激戦になった。6月から8月からだけを取って見れば45勝19敗、勝率.703という驚異的な勢いでチャージをかけ、前半戦の折り返し時には2.5差をつけての首位だった近鉄バファローズを2位西武ライオンズが猛追、8月末からの12連勝を含め恐ろしい勢いで突っ走り、そのまま優勝。近鉄は球団史上2位のシーズン勝率.616を挙げながら2位に終わる。 3位のオリックス・ブルーウェーブの最終成績は5割に僅かプラス1勝という64勝63敗、近鉄とのゲーム差は14というから、上位2球団だけの「横綱相撲」がいかに激しかったかがわかる。僕は近鉄のファンとして、「勝っても勝ってもライオンズに追いつけないじれったさ」を毎日感じて、本当に疲れ果てた記憶がある。(細かい記録については、「プロ野球の歴史・記録」 http://probaseball.ojaru.jp/ から抜粋させていただきました。感謝) もうだいたい、言いたいことはおわかりだと思う。今回の浅田真央(中京大)とキム・ヨナ(韓国)の争いを観ていて、僕は20年近く前のその出来事を思い出していたのだ。浅田があれだけ完璧に滑っても、それでも追いつけないキム・ヨナって、一体何者? ヴァンクーヴァー・オリンピックのフィギュア・スケートは、今回もたくさんのことを僕に教えてくれた。シングルズでは高橋大輔(関大大学院)、長洲未来(USA)、そしてキム・ヨナの滑りに感動。 そして(日本時間)今日のエクシビションを含め、ペアとアイス・ダンシングについては、川口悠子/アレクサンドル・スミルノフ組(ロシア)と地元カナダの金メダリスト、テッサ・ヴァーチュー/スコット・モイヤー組に唸ってしまった。2組ともエクシビションではストーリー性のある演目で、やはり人前でやるにはあれでないと、と改めて思った。また、川口は身体の柔らかさがとにかく人並み外れていた。 川口悠子 & Alexander Smirnov, エクシビションのラストでスミルノフの胸に川口が飛び込んで花束を受け取るという衝撃のキメ。 Tessa Virtue & Scott Moir, 滑りがあまりうまくないホッケー少年モイヤーにフィギュア・スケイティング少女(バレリーナ?)ヴァーチューが踊りを教えるという設定だったが、最後はこんなことまでやってしまう。 さあ、これから4年間、浅田は、そして川口はどういう選手に成長するのか。そして、長洲は確実にソチの主役の1人になるはずだし……なーんて僕が4年前に言っていたはずのエレーネ・ゲデヴァニシヴィリ(グルジア)はどうもフリー・スケイティングでは身体の動きが重かったですね、残念。これくらいの若い娘たちは、体格の成長とも闘うていかなあかんのやから、たいへんやわ。 Elene Gedevanishvili, フリー・スケイティングでの演技。

千兵衛の "「居場所カレー屋」まで、HALF A MILE AWAY"

「昼ごはん時はカレー屋さん、午後は若い子たちの居場所にして、晩ごはんの時間にはまたカレー屋に戻る……」そんなお店を将来やることだけは決めた。ただ、カレーを作るのと人と話すのは好きやし今までやり倒してきたけど、店を経営したことがあるわけじゃなし、皆さん、知恵と力を貸して下さーい!というサイト。踊ったり遊んだり、毎日の生活満載の Instagram, Facebook やブログのリンクも貼っています!

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