訓読みの地名、音読みの地名
大阪で、両親や、僕より3年遅れて生まれた弟と25年間住んだ市営の木造住宅、ここの地名は全部訓読みだった。次に横浜へ来て4年ちょっと住んだ勤め先の寮は音読み。続く相模原1年半は訓読みやったな。そのあと、藤沢市の北の方のボロアパートはまた音読み。そして今住んでいる土地は訓読みだ。 一応説明しておくが、「渋谷」「元町」「淀屋橋」などが「全て訓読み」、それに対して「洋光台」「彩都」(大阪府北部にある、僕の母校・大阪大学外国語学部の近くの土地に最近つけられた地名)などは「全て音読み」の地名である。訓読み地名は温かい響きがする反面古臭いと思う人もいるだろうし、音読みのそれらは新しい雰囲気を感じる代わりに、取って付けたような手触りを好まない人も多いだろう。 僕は言うまでもなく「訓読み好み」である。実は今年度中に、今僕たち夫婦が住んでいる場所の地名は「下鶴間(しもつるま)」から「中央林間西(チュウオウリンカンにし)」になるらしい。今回、引越に向けて僕の背中を押した要因のうちの1つは、この「全訓読みからほとんど音読みへの地名変更」かも知れないと、実は思う。ただ、今度住む場所の地名は「西」も「東」もつかない、「100%音読み」の場所なので、説明がつかない気もするのだけれど。 引越まであとたった3日。なのに、ああ、ホンマに引越荷物運んでもらえるくらいまで片付くんやろか。
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