半月前の半人前

 最近、遍路ネタやのボクシング映画ネタやのばっかしで、一見全く踊りを忘れたかのようですが、いえいえ、実際は、もちろん踊り続けてはいますが、ここに書けるような心持ちではないということです。 2分間を「基本的にずっとサルサのみ、アダジオはあるキメのところにだけ入れる」という組み立てに変え、ソンっぽさにこだわった一昨年の振りや、一応渋さを追求した昨年の踊りとも違った味付けにする……今回で振り付けて下さるのも2度目になる竹内雪人さんの気持ちが、前回より心なしか乗っている感じがするものの、僕たちペアの頭の抱え具合はあまり変わらないのはなぜなのだ。 2月のジョルリタ・グランフィエスタ直後に振り付け始めて、まだまだ余裕があったはずが、コンペティションまであともう半月。しかも今回は、アマチュアとプロフェッショナルとで部門が別だとは言え、サルサ界で最大にして最良のライヴァル、Aya & Kitaと同じ夜にガチの勝負をしなければならないとは。 Aya & Kita、と言うよりは「アヤちゃん、まーくん」と呼んだ方が僕にはしっくりくる、アダジオ商会の仲間。タンゲーロのGyuなどもそうだが、自分と同じ「生徒」の立場からプロになった奴らを、僕は冷静な目では見られない。成功すれば我がことのように嬉しい反面、うまくいかなくても何か自分が失敗したかのような錯覚にすら陥ってしまうのだ。 僕らにとって半月なら、6月に出る他のペアにとっても半月、それは同じだ。どうせみんな同じ人間だし。 違いを出すとしたら、このラッパの音にこの振りをハメられるかここに雪人さんが付けてくれた別の踊りの要素(僕らペアならではのジャンルの踊りです、さすが!)をしっかり決められるか「ここぞのアダジオ」を美しく成功させられるのか。それらが勝負の分かれ目だろう。 いや、それよりも、「サルサそのもののステップ」で、「この振りをやり始める前の自分自身」に勝てるのか。そっちの方が、実は何よりも大切でしょ。 それを経験することによって成長してこそ、舞台に立つ意味はある。 もう半月前。いや、まだ、半月前。6/26(土) 第8回日本サルサ・ペア・コンペティション 於・Max Climax (東京・神宮前 地下鉄表参道駅下車徒歩5分)19:30-主催者提示曲 21:30-自己選択曲 \2,800 w/1d詳細は http://www.salsa.co.jp/event_salho.htm まで

千兵衛の "「居場所カレー屋」まで、HALF A MILE AWAY"

「昼ごはん時はカレー屋さん、午後は若い子たちの居場所にして、晩ごはんの時間にはまたカレー屋に戻る……」そんなお店を将来やることだけは決めた。ただ、カレーを作るのと人と話すのは好きやし今までやり倒してきたけど、店を経営したことがあるわけじゃなし、皆さん、知恵と力を貸して下さーい!というサイト。踊ったり遊んだり、毎日の生活満載の Instagram, Facebook やブログのリンクも貼っています!

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