今日も活躍、T-岡田。そして……
遂に「その言葉」を口にしていい時がやってきた。2008年の交流戦、阪神タイガースの監督をしていた時分に、早くから「優勝」を語ってしまったが故に結局栄冠をかち得なかったという反省のもと、今年はそれが決まるまで決してその二文字を口にしなかったオリックス・岡田彰布監督。しかしとうとう、誰が何と言おうと、堂々とそれを自慢していい日がやってきた。それも、理想的な勝ち方によって。 オリックス・バファローズは、今日13日の横浜ベイスターズ戦(京セラドーム大阪)で7-2で勝利し、今年のプロ野球セ・パ交流戦に優勝を遂げた。これは、オリックスと近鉄の両球団が合併して以降初めてのタイトル獲得である。 試合は、オリックス先発の木佐貫洋が1回に1点の先生を許すも、その裏先頭の坂口智隆のヒットを足がかりに、アレックス・カブレラのタイムリーとT-岡田の2ランホーマーで簡単に逆転、以降はカブレラの3安打を含む計10安打で7点を挙げ、投げては平野佳寿、ジョン・レスター、岸田護の黄金リレーで守りきった。 僕の愛した近鉄バファローズが消滅することになったのが2004年。突然アイデンティティーを失いそうになった僕の背中を押したのは、当時近鉄の選手会長だった礒部公一さん(現・東北楽天ゴールデンイーグルス二軍育成コーチ)の、ストライキ後の一言だった。「皆さん、また、野球を観て下さい。球場に足を運んで下さい」 そうだ、どこか応援するチームを見つけんと。それは僕と縁もゆかりもない仙台を本拠とする楽天ではないし、かと言って今更阪神タイガースでもないし、まして読売ジャイアンツでは決してあり得ない。それはやはり本拠地が関西であり続け、相当数の選手が近鉄から移るオリックスだろう、と。それから苦節5年半、やっと、や~~っとその思いが日の目を見るときがやってきた。 交流戦の優勝とはいえ、優勝は優勝! カブレラと、2006年に大阪・履正社高校から入団した当時から「次代の中心選手」と注目してきたT-岡田、新旧の両スターが活躍しての優勝決定なので、感無量である。 反面、パ・リーグの順位も1位、交流戦順位も上位だった埼玉西武ライオンズに比べると、オリックスの戦力バランスには何らか問題があるのは明らかで、これを解決しないとシーズン順位の上昇はあり得ない。 ともあれ、「交流戦V記念Tシャツ」が球団から売り出されると僕は踏んでいるので、これから毎日球団のサイトをチェックせな、ふふふ。因みに、今日ここに載せている画像は、全て球団公式サイトを画面コピーしたものです。そんな苦労も厭わないくらい、嬉しい。
0コメント