南アフリカの時間の流れに身を任せたくなる1日
朝10時過ぎに自宅を出て、東京・六本木のスタジオ・ペペへ。あと10日あまりに迫った「第8回日本サルサ・ペア・コンペティション」の自由曲(自己選択曲)の振付のいくつかの疑問点を、竹内雪人さんに訊く機会を作る。振付を一部改めることを含めブラッシュ・アップ。気持ちはすっきりしたけど、さあ、これを身体で覚え込むことができるか、それが次の課題だ。 昼ご飯は、僕たちが乃木坂の駅からスタジオへの往き来に使う道沿いにこの春に開店したのを見つけていて、いつか行きたいと考えていたキューバ料理店「ラ・カリベーニャ」で。店内のモニターではちょうどフランス映画 "Salsa!" が流れていた。 フランス人ピアニストレミ(ヴァンサン・ルクール)はキューバ人のサルサ・ダンサーになりすまし、美しい娘ナタリー(クリスティアンヌ・グゥ)と知り合うものの、最後に嘘がばれる。傷心のままキューバへバンドメンと旅立つレミ。一方、実はレミの師匠のキューバ人の孫であるが故に自分のダンス・センスが優れていることを知ったナタリーは、レミを追って大西洋を渡る……。ベテラン・ソン・バンド「シエラ・マエストラ」の曲が随所に散りばめられ、キューバ音楽のエッセンスがしっかり盛り込まれた素敵な映画だ。自分たちの踊りでは何かと壁に突き当たっているだけに、原点に立ち戻るような気持ちになった。 このあと地下鉄日比谷線に半時間近く乗って上野のダンス・シューズ屋さん「ケント」へ移動。それから更に山手線を半周し原宿のいつもの「ゼンモール・竹下2号店」でダンス衣装を物色。それが終われば恵比寿へ行って、「モンベル恵比寿店」と「有隣堂恵比寿店」で父の日のプレゼント選び。 そして夜、自宅では心だけ南アフリカはブルームフォンテーンに飛ぶ……という、何とも忙しい6月14日だった。
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