改めて、「次」へ向けて-ペアコン1か月後
「日本サルサ・ペア・ダンス・コンペティション」の結果が出た。今年も落選。でも去年と違うのは、今年は結構悔しいことだろうか。 この大会には初めての出場で、まあこんなもんかいなという感じだった去年に比べ、今年は選曲、振付の組み合わせ、練習への取り組み方などなど、気持ちの入れ方がことごとく違った。つまり、去年が「落ちて当たり前」だったとすれば、今年は「うまいこといけば受かるかも」だったのだ。 このコンペティションのただ1人の審査員、アルバート・トーレスは講評でこんなことを言っている(抜粋。原文は英語)。 「課題曲(主催者提示曲)の最後の方でやっと踊り始めたという感じだ。キューバのスタイルはこの曲には合わない。自由曲(出場者選択曲)のルーティーン自体は素晴らしく、他とは違うが、もっと練習とテクニックの強化が必要だ」 相変わらず、温かいながらも、厳しい。世界中のサルセーラス/サルセーロスを見守り続けてきた彼ならではの言葉だ。 ひと月前のMax Climaxで舞台に立ったとき、僕のスイッチはうまく入った。踊っている途中も、あらゆるキメのところで思わず知らず「ハッ!」「サッ!」とかけ声が出まくり、酸欠になるかと思ったほどだった。曲の途中で、お客さんの拍手もたくさんいただいたし……1年前の "Coleccionista de canciones" のときも思ったが、あの場所には本当に素敵な力が宿っている。そして今年はその「力」を去年以上に感じた。ということは、来年は……。 そうだ。もう一刻たりとも無駄にしてはいられない。踊りも、仕事も、女も、勉強も、酒も、全部ちゃんと一所懸命やります。 1回1回のパフォーマンスが、僕を成長させる。ただしそれは、水準の高い舞台装置でなければならない。誰もが立てるという中では日本で一番最高水準の舞台に、僕はまた来年必ず戻って来る。その前にプラス1分をちゃんと組み立てて、今回の演目を完成させなければ。
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