真冬の浦安に、熱風サルサ!
朝マックを抱えての「青いロマンスカー」、集合時刻以降の時間があまりないが故のそのロマンスカーの車内でのメイク、オリエンタルランド(東京ディズニーランド運営会社)本社前での友人Kとの待ち合わせ、更には舞台裏での諸準備に至るまで、3回目の出演になると慣れていることもある。しかし、舞台は1回毎の一発勝負! 特にアダジオ(リフト)部分は、成功するかしないかどちらかという性格も持っているので常にドキドキものだ。 今回の対バンと対ダン(例によって僕の造語です。「一緒の舞台に出るダンス・チーム」の意)は宮城県からのピアノの連弾をする女の子「れのまり」のお2人、当たり前とは言え息がピタリ合っています。東京のジャズ・ダンサーズ "Tomboy's" は舞台がハネてから改めて拝見すると「え? それだけの人数しかいてはれへんかったん?」と思わず言ってしまうほど存在感のある踊りが印象的。トリは東京からフラのグループ "Moana Malie Anela Lino"、様々な年齢層の方々が真冬の湾岸を暖かくしました。 さて、僕らはと言うと……友子が言うには「あなた(僕のこと)は必ずリハーサルの時に『なんでこんな簡単なことで?』と思うようなことで失敗する」、その儀式をこの日もちゃんと経たので本番の踊りは結構冴えていた。僕たちパフォーマーズの盛り上がりに比べて客席がもう一つ元気に欠けたので、司会者が「拍手の練習をしてみよー!」なんてMCした直後の2人の出番。 ハイラのボレーロに載せたアダジオ中心の約1分、続くチスパ・イ・ロス・コンプリセスのティンバでサルサのルーティーンを2分ほど。お客さんが「何じゃ、こいつらは?」と戸惑いつつも温かく観て下さっているのがわかる。数日前の練習で突然決まらなくなって焦った最後のキメのリフトも落ち着いてまとめた。 昨年も経験したが、出番の前と後とでは、皆口数が100倍ぐらい違う。少しの心細さと、たくさんの達成感をお互いに共有しながらみんなでレヴェランスを終えて、再び本社正門近くの控室へと戻る。そこでメイクを落とし着替えを済ませ、記念品と優待パスポートをいただき、午後はフツーのお客に変身だ!
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