ディズニーランド、7人組に征服さる!
浦安市舞浜の予想最低気温は-1℃。最高気温も2℃までしか上がらないという予想がされていた(前夜現在のYahoo! 天気情報による)。海っぺりだから、体感温度はもっと低いかも知れない。つい数日前まで2月とは思えない陽気が続いていたというのに、こともあろうに、この娘たちが西から来るのを待っていたかのように、寒波も北から一緒にやって来た。 シャイニー☆ドールズ! 大阪は枚方のジャズダンスのユニットだ。以前もここに書いたように、2年前に東京ディズニーランドの「イッツ・ショータイム!」に出た際に、先生のWさんにメールをいただいてできたご縁だ。今年彼女たちの出番は今日、祝日。観に行こうと思えば行ける。 しかも嬉しいことに、Wさんから直前に「写真を撮って欲しい」と頼まれた。一緒にこちらに来ている親御さんたちは、皆専ら動画を撮るので、当日の静止画像が残らないかも知れないから、とのことだった。振付の流れがわかっていないので簡単にはいかないとは言え、ダンスを撮ること自体には慣れている。僕は二つ返事で了承した。 いつもの出勤時刻より30分ほど早い電車でまた東京都心を抜け、舞浜へ向かった。去年、土曜日の本番のときに体験済みとは言え、雪が降ろうと槍が降ろうと、ここへ来る人たちの熱意は変わらない。まさかこんな天気の日に、入るために列に並ばなければ行けないとは思ってもみなかった。 しかし会場の「ラッキーナゲット・カフェ」の席には余裕があった。開演40分前にそこに着いた僕は、観やすいど真ん中の席を取ることができた。10時半ちょうど、ただの司会者というには惜しすぎる、素晴らしい身体のこなしの女の子たちの前振りでスタートだ。十数人によるブレイクダンス、小松原庸子さんの舞踊団からの3人のバイラオーラス(フラメンコ・ダンサーズ)、チアのダンサーズと続き、いよいよシャイニー☆ドールズの娘たちの登場だ! 僕はよくリタさんやジョルジュさんに「指の先から火が出るように踊れ」と言われるけど、彼女たちのジャズダンスはまさにこの言葉を思い出させた。彼女たちは、たった7人であの舞台をすっかり支配したのだ。 およそ1時間後、シンデレラ城手前のアーケードの出口付近で、Wさんやダンサーの子たち、それに親御さんたちと落ち合う。全く知らなかった者同士が、「踊る」というだけの共通点でつながる素敵な瞬間だ。 今日は先週の土曜日に引き続き、またも普段の舞台とは違った緊張を感じた。そりゃそうだ、子どもたちにとってみれば、先生とメールでつながっただけのおっさんが、わざわざ自分たちの踊りを高い金を払って観に来るなんて、意味がよくわからないかも知れない。でも、踊りというものに備わっている、人と人とを結びつける不思議な力を感じ取ってもらえれば、それだけで十分だと思う。 ファスト・パスを取って「キャプテンEO」だけは、またうるうるしながら観ました(スタンディングやったら1時間20分待ちやってんもん)。 去年の3月(土曜日)も同じことを書いたかも知れないが、雪などの天候の変化もものかわ、しっかり楽しみたいときには楽しむ、そういう人は本当にたくさんいた。予想していたとは言え、みんな本当に、すごい。「面白くしたい気持ちを無駄にせん」って、こういうことなんかなあ。
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