『四九』八苦

 昨日、49歳になった。 48歳になってからのこの1年間、大学院には入るわ、仕事変わるわと、目まぐるしい日々を送ってきた。ある程度予想していたこととは言え、仕事と大学院の勉強とでほとんどの時間は使い果たしてしまい、踊りのレッスンに通うのは今はアダジオだけで精一杯だ。いや、実は大学院の研究も満足に進んでいるとは言い難い。先日このブログで、「自分にちゃんと向き合おう」なんてあえて書いたのもそのためだ。 自分と比較する48歳、自分と比較できるほど知っている48歳と言えば父しかいない。彼はその歳の頃、ちょうど高校2~3年やちゅうのにロクに勉強もせんかったドラ息子1名と、そんな兄貴を尻目にそこそこ順調な中学生活を送っていた弟とを抱え、母と共にいっしょけんめい働いていたのである。 僕はよく他人に「この人みたいにええ生き方をしたい、とかいう肯定的な比較やったらせえ。なんで俺はコイツよりもこんなにあかんのやろ、てな情けない比べ方やったらせん方がマシや」と言う。それには自ら従おう。「なんでこの頃の親父に比べて俺はもっと重みのある人生を……」と言いたくなるのをぐっと堪えて、48歳・49歳の頃、2人のスネかじり虫を抱えながらも、確か父は遅まきながら車の運転免許を取って、自分にとっての新しい世界を開いたと記憶している。 この歳になって大学院や、新しい仕事やと言うのは、自分で「やるんやったら、これより遅いっちゅうのはあり得へんでしょ」という気持ちでやっている反面、常識的に考えて馬鹿げたことだという感覚がないわけではない。しかし、何をやるにも遅いということはないのだ、やはり。 「この」踊りを始めたのは11年とちょっと前、37の時やから、早かったのかな、遅かったのかな。ただ、48や49になっても続けているというのは素晴らしいことなんだろう。(その踊りを演った話は次回)

千兵衛の "「居場所カレー屋」まで、HALF A MILE AWAY"

「昼ごはん時はカレー屋さん、午後は若い子たちの居場所にして、晩ごはんの時間にはまたカレー屋に戻る……」そんなお店を将来やることだけは決めた。ただ、カレーを作るのと人と話すのは好きやし今までやり倒してきたけど、店を経営したことがあるわけじゃなし、皆さん、知恵と力を貸して下さーい!というサイト。踊ったり遊んだり、毎日の生活満載の Instagram, Facebook やブログのリンクも貼っています!

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