行かねばならない、『その場所』へ
「いつの間にか終わってしまった舞台」というのが、たまにある。自分が、参加した催しの主催側に立った場合などは特にそうだ。11月23日(水・祝)、ザ・ジョルジュ・ショウ(於・アサヒアートスクエア/東京・吾妻橋)。 朝10時に現地に集合し、ガランとした会場に客席を作るところから仕事は始まった。ゴミの分別が相当細かくて、僕は普段の生活でかなり慣れているとは言えそれともパターンは違うので、外部業者を含めた全員への徹底に骨が折れる。間を縫うようにして自分の身体の準備や衣装の準備。今回の僕の衣装はとても簡単なものだったのが、せめてもの救いだ。 舞台でのリハーサルも、たくさんのグループがどんどん順番で流していくので、基本的に場当たりなどはなしの一発勝負。こういうときこそ、普段の練習が問われる場面だ。 午後3時半、予定どおりにパーティーが始まる。ジョルジュ師匠還暦記念のパーティーとあって、アダジオ商会初期のメンバーも数人集まった。そして、ショウの第2部「エンタテインメント・ショウ」の部門では、サルサあり、ヒップホップあり、マイケル・ジャクソンにブルース・リーありと多種多彩、百花繚乱。アダジオ商会は、そのトリを飾らせていただいた。 ショウ全体のフィナーレでは、各出演者からのお祝いの言葉の映像に続いてジョルジュさんが再び舞台に登場。最後は一部お客さんも入り乱れての胴上げになった。 50年近く前のビートルズ日本公演で、ポールがコンサートの終わり際に「今日はありがとう、でも僕たちはもう行かなきゃいけない」という意味のことを観客に向けて言ったのを録画映像で見た覚えがある。今回の舞台でも僕たちはいろいろなことを学んだし、気持ちを燃やし尽くしたと思う。でも、僕にはまだまだ行かなければならない場所はあるし、やらねばならないことはたくさん残っているのだ。 次の舞台は早速12/3(土), エスコーラ・ジ・サンバ「アレグリア」のクリスマス・パーティー!(出演は19:00頃の予定)
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