誕生日まで待てない
愛用の皮財布の小銭入れの部分が切れてきて、ズボンのポケットに百円玉がたびたび落ちる状態になってきた。「量販店で安いの買っちゃだめだよ! またすぐ壊れるんだからさ。私がいいの買ってあげる、あなたの誕生日に」妻に期待はしたいが、10月まで引っ張っていては、それまでの間に、改札機にICカードをタッチしようと財布を出した瞬間に、硬貨が床に散らばる日が来るのは目に見えている。心機一転の新年度・4月1日を目途に、自宅の近所の量販店でも何でも自分で買いに行こうと僕は考えていた。 ところが! もう昨夜もらってしまいました。製造した会社のサイトに曰く、『自然界に孤高を保ち、美の頂点を極める蝶である。「モルフォ」をカンパニーネームに「キプリス」をカンパニーブランドに結びつけた理由は、「一生愛せる、本質的価値のあるものづくり」が当社の基本理念であるから。』どうやら、使えば使うほどこの内側の色が渋く変化していくそうだ。 「一生愛される、本質的価値のある」男に、俺もなれるのか? ありがとう、とも!
0コメント