信じて待てば、夢は必ず……
「最大金環」(月の円の中心が太陽円の中心に最も近づく状態)の時刻へ向けてみんなでカウントダウンをしても、金の指輪が「見えたつもり」のかけ声は明らかに盛り上がりを欠いていた。しかしその約2分後、もう金環の時間が終わろうかという時間に、遂に雲の隙間から太陽(と、月の影)が顔を出したときには、200人以上にのぼる観察会の参加者から驚きの声が起きた。 ずっと「くもり」の予報が出続けていた今日、5月21日の朝。今朝6時に起きて空を見たら、そのとおり曇っているどころか、その雲が黒いし……それでも、日食グラスと、近所のコンビニで買ったおにぎりをカバンに放り込んで、妻と僕は、「金環中心線の真下の」と銘打った、横浜市緑の協会主催の観察会(於・瀬谷本郷公園)に向かった。横浜市瀬谷区での欠け具合・見え方・時間(全国市区町村別 金環食・部分日食観測ガイド)より日食開始 06:18:39金環開始 07:31:24日食最大 07:33:56金環終了 07:36:28→この間わずか5分間!日食終了 09:01:50 ところが、6:45に瀬谷駅を降りて公園に向かう僕たちに、今度はポツポツと小雨が降りかかる。公園でおにぎりを食べながら参加者と共に晴れ間を待つが、太陽のある方向はわかるものの形は見えない。 やがて7:34、最大金環のカウントダウン。それに続いて観察会認定証の配布が始まり、みんなが列を作り始めたそのときだ、太陽の方向の雲が一瞬途切れたのは! 「あれっ、あんなに高いところにいたの?」「見えたみえたー!」「きれいだねー、よかったねー」とあちらこちらで歓声が上がる。 それ以降は「欠け終わり」、太陽の左下を通り過ぎる月が、雲の切れ間から時たま見られる状態だった。でも、朝起きてすぐは全く見られないかも知れないと思った天体ショウ、これだけで十分です。今日わかったこと、「信じて待てば、夢は必ず叶う」。 「金環中心線」を跨いで。 ちょうど顔を出している太陽を日食グラスで観ています。手に持っているのが「認定証」。
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