芋焼酎とツヨミちゃん
僕が普段から「妹」と慕うAちゃんと飲んだ。 彼女は3つ前の仕事で長い間僕の後輩としていろいろと助けてくれたし、2つ前の職場では、部署こそ違ったが同じ組織にいて、陰に日なたに力を貸してくれた。そして、職場を離れても家族ぐるみのお付き合いという、貴重な、そして尊敬する友だちである。今日は、「職務経歴の振り返り」のために、一緒に仕事をしていて感じたであろう、僕のイケているところと、もう少し工夫した方がいいところを教えて欲しくて誘った。 ところが、「それよりも先を行っていた」、スペイン語で言うと más allá de lo que pensaba とはこのことを言うのだろう。今現在、障害者の復職支援に携わる彼女が持って来たプレゼントは、客観的な尺度で僕の「強みを探すカード」。これを使って判定すると、(すごく簡単にまとめてしまえば)僕は、周囲との関係性を作りつつ、事を成していくところに強みを持っているらしい。 メキシコにひとりすっ飛んで行ってしまった学生時代、現地でとにかくメキシコ人の友だちを作るために出歩きまくった。そんな自分を顧みて、「社交的な性格だから」と言うよりは「筋金入りの淋しがりだから」と分析したことを思い出した。就職で関東に来たあとも同じ感じだった。また、僕がいくつかの資格や学位を取ろうというときに、周囲の人たちが背中を押してくれたのは大きかった。 仕事では(特に障害者の地域作業所の所長をしていた頃は)、事業所内の職員間はもちろんのこと、法人内の他の事業所の職員や市内の同じ業種の職員、医療や行政の関係者とのつながりを作ることを常に意識していた。自分の事業所だけで頑張っても、障害当事者の課題は解決できないと考えていたからである。 居酒屋で「富乃宝山」を飲りながら普通は作らないであろうこの結果票をもう少し細かく吟味する必要はあるが、これで垣間見えた自分の強みを生かせそうな(或いは、生かせるようなお願いができそうな)職場を探すべきなのだろう。 「僕のイケているところと、もう少し工夫した方がいいところを教えて欲しい」……それをこんな興味深い方法で形にしてくれたAちゃん、今夜はホンマにありがとう!
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