『理由は本当はそれじゃない』ことをみんながわかっている話

 「はだしのゲン」が物議を醸している。松江市教育委員会が昨年12月に、松江市立の各小中学校に「作品中の暴力描写が過激だ」として、各校に閲覧の制限を求めたことがつい先日各紙で報道され、波紋を呼んだのだ。 今朝の朝日新聞東京本社版生活面の投書欄「ひととき」に、これに関連した僕の友だちのお連れ合いさんの文章が載った。「ゲン」に泣いた息子 長男は20歳。小学2年の9月初め、学校から帰って突然、ほえるように泣きました。泣く理由をいくら尋ねても、一切言いません。家でのほえ泣きは、丸3日続きました。担任の先生にも原因は思い当たらないようでした。 1週間ほど経って小学校の図書室をのぞき、顔なじみだった司書の先生とお話しして、息子が泣き始めた日の昼間、彼は「あそこの、マンガの棚の前で何か読んでいた」ことがわかりました。司書の先生は、「『はだしのゲン』を読んでいたかもしれない」と言いました。 その後何年も、息子はあの泣いた記憶を封印しているように見え、家族もそっとしておきました。 「はだしのゲン」が原因だったとはっきり聞いたのは、中学になってからです。 つい先日も、「自分の価値観に大きな影響を与えた本だ」と言っていた息子。松江市教育委員会が閲覧を制限しているというニュースに、「やれやれ、なんとも解せない」と首を振って残念がっています。 私も、きちんと読んでみなくては。改めて、我が家に全巻買いそろえようと決心しました。 (千葉県浦安市 君塚直子 プログラマー 53歳) 「暴力描写」だけを理由に、原爆の悲惨さにアクセスできなくすることの無意味さを憂えていた僕にとって、このエピソードはさもありなんという気がした。僕は、マンガに限らず、映画や小説など、芸術作品はそれをちゃんと鑑賞せずに論じるわけにはいかないと考えている……という理由で、全巻読破することを考えつつある。

千兵衛の "「居場所カレー屋」まで、HALF A MILE AWAY"

「昼ごはん時はカレー屋さん、午後は若い子たちの居場所にして、晩ごはんの時間にはまたカレー屋に戻る……」そんなお店を将来やることだけは決めた。ただ、カレーを作るのと人と話すのは好きやし今までやり倒してきたけど、店を経営したことがあるわけじゃなし、皆さん、知恵と力を貸して下さーい!というサイト。踊ったり遊んだり、毎日の生活満載の Instagram, Facebook やブログのリンクも貼っています!

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