自分との闘い、ソチ
ソチ冬季オリンピック・フィギュアスケイティング男子で、羽生結弦(ANA)が、遂に念願の金メダルを手にした。おめでとう! 最終グループ第3滑走だった彼と、その後に滑ったパトリック・チャン(カナダ。彼と1位を争っていた)は共に最高の調子だったとは言い難い。ただ、減点を伴うミスを2回した以外はほぼ実力を出し切った羽生に対し、チャンは全体的な技のキレが今一つで、テレビ解説の本田武史さんも、チャンの得点が出る直前に彼の細かいミスと、羽生以上の得点が出ない可能性を指摘していた。オリンピックほど大きな舞台になると、結局闘いの相手は「自分」ということに落ち着くのだろう。 とは言え、金を巡る彼らの丁々発止の闘いは僕を魅了した。そして3位はショート・プログラム9位から駆け上がったデニス・テン(カザフスタン)、4位にJavier Fernández (España), 5位以下、町田樹(関大)、高橋大輔(関大大学院。彼の美しい滑りにもウルウル!)、ヤン・ハン(中国)と、ここまで7人のうち6人までを東洋人が占めるというのもすごい快挙と言えよう。みんな、お疲れさま。感動をありがとう!
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