早寝、早起き、ルンバ・クバーナ
本来ならば↓のパーティー(4/15, La Pachanga Cubana)は2ステージ目が始まる頃(21:30)くらいで泣く泣く切り上げて、翌朝早くから予定されていた「富田雅美ダンス・ユニット/チャチャチータス」発表会の通し練習に備えるはずだった。 つまり、僕のもともとの予定はこうだった……16日(日)は朝早くから2時頃まで練習がある。17日も朝5時半起きで東大病院まで出かけてMRI撮影と診察。ということは、日曜夜のルンバのレッスンはパス。土曜のフィエスタも、うーん……という感じだったが、数少ないキューバノリのものだったので、とにかく時間を切って出ることにしていた。 ところが、15日の昼間に、翌日の練習のこと以外で雅美さんに連絡したいことがあって、普段はあまり開けることのないメール・ボックスを職場で開いてみたら……「超ごめん! 手違いがあって、明日の通しは中止で、それぞれの演目別に午後からスタジオでの練習に変更です。センベイさんたちの演目は2時から1時間半ね」……と、当の雅美さんからお便り。 うー、たまたまやったけどメール見てよかった。かくして、その夜早寝する必要のなくなった僕は、キューバの空気を心おきなく楽しんだのだった。 巡り合わせというのは不思議なもので、もし例の「ルンバマニア・ハポネサ構想」(勝手に名前付けるなって)が前進していて--つまり、オルランドの周囲に何もなくて彼が帰郷する必要がなくて、ルンバの振付が始められていて--、ということは16日(日)の夜遅くも練習があって、しかも16日の通し練習も予定どおり行われた、なーんてことになっていたとしたら、はっきり言うて僕はツブレてました。 2時に調布終わって、次に6時半に六本木、それまでの間どこでどないやって時間使うのよ。それよりも何よりも、日曜そんな遅うまで踊って帰って、翌日朝一でまた本郷? ちょっと考えられへんな。まあそないなったらそないなったで何かうまいことやりはするんでしょうけど、「予定どおり進まんこと」が結果的に楽を生み出すこともある、そういうことを知った週末でありました。 さて、そのチャチャチータスの発表会ド頭演目「タブー」。当サイトの3/6付に書いたように、チームの黒一点、Tくんに多大な、もとい、過大な期待がかかっている。先日も同ダンス・ユニットのダンス・ミストレスSさんに、練習中結構厳しいことを言われたらしい。 でも、アダジオ(リフト)を基礎からみっちりやっているわけではなく、また腕力があるわけでもない(リフトは腕力でやるという意味ではありません。いざとなれば力で「ごまかせる」というだけの話ですので、念のため)彼に、「上手くやれ」と言うのは結構難しい話だ。だから僕は、昨日の練習で彼に「これとこれとこれだけ押さえろ。とりあえずそれだけ考えれば、何とかうまくいく」と「秘策」を授けた。 昨日は更に、僕らの次の時間帯でスタジオを使う、Tのお姉さんでもある高校生のMちゃん(2004年1月のタンゴ・パーティー "Una Noche de Fantasia" に出演経験あり)が、雅美さんからの伝言として「女の子は色っぽい笑顔、男は爽やかな笑顔を作るように」という要求まで残していったが、Tはさすがにそこまでは「で……できない」とプチ苦悩の表情を浮かべていた。 まあ、いいでしょ、物事は順番や。まずは、「3つのポイント」。それから、笑顔の作り方。実は、Sさんや雅美さんが要求してない部分で、キューバ的な肩の動きとかまだまだ覚えてもらわなあかんことは山のようにあるねんけど、それはまたその次。と言うよりは、これらを全て本当に体得しようと思えば、今回の発表会後までを見据えた息の長ーい構想が必要だ。 僕がTにいろんなことを教えてるときに、本来それを覚える必要のない女の子のダンサーたちもそれを真似している、それが何よりも面白く、頼もしい。特に、片方の肩を前に回して、そのあと反対側の肩を後ろに回し、それを連続でやるというのはキューバ独特の動きなので、若いうちにできるようになれば、鬼に金棒だ。
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