ドラマを超えた「花」
4月13日付の書き込みと同様の文章は、実は例のピアニスト・井上ゆかりさんのブログのコメント欄にも書いた。そして彼女が昨日、横浜ワールドポーターズの "LAST" という店で演奏することがわかっていたので(共演はラテンも演るトランペッター、牧原正洋さん)、「22日にもし僕がライヴに伺ったら、『花』のジャズ・ヴァージョン、弾いていただける可能性はありますか?」なーんてあつかましくもリクエストまでしてしまったのだ、ブログ上で! そしたらすぐに「リクエストにお答えできるよう、がんばりま~す!」とコメントが返ってきたんですよ……。件のドラマを観てはれへんのに、です。結局昨夜は、妻と、妻と僕とそれぞれの友だち、計4人でその店へ出かけた。 当日僕は、仕事が7時近くまであったので、7時からの1回目の演奏には間に合わなかった。しかし、先に行っていた妻はミュージシャンのすぐ近くの席を取っていて、僕が着くとすぐゆかりさんが「8時からの2回目か、9時からの3回目かで必ず演りますからね」と声をかけてきてくれた。 そして、早速来ました、2セット目のライヴの3曲目ぐらい、「はーるのうらーらーのー」が! 言うまでもないですが、完全にドラマを超えてました! ドラマは合唱の伴奏という設定やったんで、歌までシンコペイションするわけにはいかんやろからねえ、ジャジーなのは演奏だけ(それでもその着想・その演奏は素敵で、その後「宮崎あおいさん」という以外の動機で、僕は「純情きらり」を観るようになったんやけど)。それに対し昨夜の演奏は、当然ピアノの主旋律は弾んでるし、トランペットがメロディー吹いて更にお洒落になるし、もちろんインプロヴィゼイションは入るし、「ジャズとしての王道の組み立て」なんです。いやー、何回も言いますが、職人、お2人とも。うらやましいです。あこがれます。あないして、音楽を自由に料理できるなんて。↑左端が妻、左から2番目が牧原さん、右端がゆかりさん、あとは友だちです。右から2番目の「るりちゃん」のことは今後ここに書くかも知れません、お楽しみに。 昨夜は、鹿児島から来られたChiemiさんとおっしゃるゆかりさんのファンの方--しかも、このサイトを何度かごらんいただいているらしい--や、神奈川県茅ヶ崎在住のやはりファンの方ともお話できて、とても楽しく、元気になった夜だった。
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