突然音響サブ
蚊や蛾なら光に向かっていく「走光性」、「さすがの猿飛」なら食べ物に近づいていく「走食性」(作者の細野不二彦さん命名)。その朝、ブタ監のHさんが車から下ろして体育館に運び入れたスピーカー・ミキサーといった音響装置に、ついつい足が向いてしまった僕の習性はいったい何と呼べばいいのだろう。 「富田雅美ダンスユニット発表会」2度目の通し稽古は、4月29日、ところも同じY小学校の体育館で行われた。特にこの日は、第2部の、凝りに凝った映像・音響効果や客席全体までをも使った演出との兼ね合いの練習が主であった。 音がビデオ、CD、MDと分かれているからもー大変。1つしか演目のない僕は、音響機材の設置や配線の手伝いをしていたが、第2部の通しが始まったら(フィナーレの衣装を着たまま)専らデッキの前に座り込み、雅美さんの指示を一生懸命メモするHさん(実は雅美さんは「舞監(ぶかん)」と言っていた。同じ「舞台監督」を略すのでも僕より少し品がある)の指示を更に受けつつ、音楽のオン/オフをすることになったのだ。 「いやー、こりゃもはやミュージカル並みの演出だね。発表会じゃなくて、ちゃんと作品として、お金取って売った方がいいよ」とHさんが唸るほどの手の込みよう。曲の出方も「板付き」と「曲先」だけにとどまらず、「踊り出してからここで曲スタート」とか、あと映像との複雑な組合せとか、枚挙にいとまがない。 表に見える部分では、確かにダンサーだけ。そうでないところでは、ちょっとインストラクター、ちょっとリハのときに音響の手伝い。結局いろいろやった僕の、そしてとっても魅力的な子たちの発表会は、もう3日後に迫った。「こんな発表会見たことない」という売り文句は、結構本当です。整理券なくても入れるみたいです、ご来場、よろしく。 ここんとこ、ちょっと書き込みの順番と時系列がバラバラなので、整理します。時間的に、この記事の次にくる書き込みは(今のところ)これです。
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