夏休み脳腫瘍日記①
今日で子どもたちの夏休みも終わり。休み中の日記を出さんといかん子たちは毎日ちゃんとつけていただろうか、それとも今頃8月5日のことを「あー、25日前のことなんか思い出されへーん!」なんて言いながら書いてるアホな奴はおらんやろか。 僕は、脳腫瘍の摘出手術から1年半を機に、先日、7月の診察のときに主治医に訊いてみたことがある。それを題材に文章をしたためてみたので、3日間の連載としてここに書く。そう言えば、去年も今頃、「3日間連載」とか何とか言ってここに書いたなあ……。患者「あのー先生、僕がずっと服んでる薬なんですけど、これいつまで服めばいいんですか?」医師「基本的には、ずーっとです。ずっとってことは、一生です」患者「はあ……。最初の頃に、危ないからやっちゃいけないって言われたことっていくつかありますよね、ひとりで泳がないとか、駅のプラットホームの縁に立たないとか。あれはいつまでなんですか?」医師「それもやっぱり一生です」 --これは先日ある病院の診察室で、医師と患者との間で本当に交わされた会話である。これをお読みの皆さんには、この「患者」が誰で、彼の病気が何なのか、おわかりだとは思うが、いかがだろうか。
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