ブチッ

 右足をダン!と踏み込んだ。そのとき、ふくらはぎの裏側で、何かがブチッ!と切れた感じがして、後ろから強く蹴られた気がして、瞬間的に強い痛みが走った。「誰かがぶつかったのか?」僕は反射的に振り向いたが、そこには誰もいなかった。そして、体育館の床に倒れ込んだ僕には、普通の歩き方はもうできなくなっていた。 昨日の火曜日、仕事上のプログラムで、フットサルをしていた間の出来事。ほどほどに人も集まってきて、身体の動きもよくなってきたところだった。それなのに……。継続的な痛みこそなかったものの、スポーツどころではなく、さすがに「とにかく早よ処置せんとあかん」と直感した僕は、フロアをあとにして、体育館の窓口で「一番近い整形外科」を尋ねて、歩いて行った。 僕を診察した医師は、外から見たり触ったりしただけで「あ、こりゃアキレス腱切れてますね。ほら、ここを押すと普通は足首が動くんですよ、左がそうでしょ? でも右は動かないってのはその証拠だよね。今日はもう夕方だから、明日になったら、手術ができて、場合によっちゃ必要なこともあるから入院のできるところに連絡することだね」と、割とあっさり言った。段階①受傷当日 緊急外来受診→膝上シーネ+包帯固定(松葉杖移動) かくして、僕の右脚は膝の少し上からギプスで固定され包帯でぐるぐる巻き、移動は松葉杖です。曲げも伸ばしもできず、めっちゃ不自由で、言うまでもなく踊りどころの話ではありません。アパートの2階へ上がる十数段の階段をあんなにしんどい思たんは初めてや。 昨夜は、早速ネットで適当な病院を探した。切れたアキレス腱は「切り開いて引っ張ってつなぐ」のが当たり前かと思っていたが、実はこの「手術療法」の他にギプス固定だけで治す「保存療法」があることを知ったし、手術のあとの固定やリハビリテイションのスケジュールは医師の考え方によって様々だということもわかった。 僕は、さくさくリハビリしてさっさと踊りを再開したい。言うまでもなく仕事も続けなければならない(今日は仕事を休んだけどね)。そのために意欲的に協力してくれそうな感じの医療機関を選んで、明日の朝になんとか予約を入れた。 7月に再開した振付練習、ようやく一通り最後まで振り作りが終わったところだった。これを含め、いろいろな計画が修正を迫られる。さあ、これからというときだっただけに、友子に申し訳ない気持ちでいっぱいである。 でも、まあ、いいでしょ、やれることをやれば、(足が動いていては)やれないことをやれば。あ、今度は「アキレス腱」てスペイン語で何て言うか覚えな。

千兵衛の "「居場所カレー屋」まで、HALF A MILE AWAY"

「昼ごはん時はカレー屋さん、午後は若い子たちの居場所にして、晩ごはんの時間にはまたカレー屋に戻る……」そんなお店を将来やることだけは決めた。ただ、カレーを作るのと人と話すのは好きやし今までやり倒してきたけど、店を経営したことがあるわけじゃなし、皆さん、知恵と力を貸して下さーい!というサイト。踊ったり遊んだり、毎日の生活満載の Instagram, Facebook やブログのリンクも貼っています!

0コメント

  • 1000 / 1000