退院するって本当ですか?

 僕と同室の人たちは次々と退院していって(ここが「足を傷めている人間」の辛いところ)、遂に「1人部屋」になってしまったので、今日から1日何万円もの差額室料を取られるかと恐れていたら、幸いにもさっき607号室に昇格した。今度は今までの2部屋と違って北向きの部屋で、窓からの景色が大きく変わった。 さて、昨日書いた「中間位」とは、足首を直角に曲げた状態、ダンス用語で言えばフレックスの形のことである。予定では来週の金曜・29日にこの形のギプスにして体重をかけてもよくなったときが、退院の目安なのだ。 でも、一昨日の夜、K医師から「もう今の状態で退院してもいいんじゃ……」と言われて一晩、「あ、それもアリかな?」と考えた。実際には昨日の朝早速それはナシになったが、これを機に、今のままで退院した場合と、予定どおりの退院とを比較して考えてみる。食べる……両の足に体重をかけるのが無理なら、台所には立てない。したがって、今退院するなら、食事はごくごく簡単なものか、妻が作るか、どこかで買ってくるかのどれかを選ぶことになる。 右脚に体重がかけられるとすれば、不自由なのは変わらないとしても、できることの幅は広がるだろう。出す……これはむしろ「移動する」に含まれる話なのかも知れないのだけれども、実は怪我した直後の1日半の松葉杖生活の中で、僕の自宅でただ1か所杖を使っていたのがお手洗いの入口なのだ。そこにはなぜかわが家最大の段差があって、松葉杖なしでは乗り越えられなかった。 ということは、両脚に荷重できないと、ここが一番ツライ。両脚荷重ができるなら、狭い家の中で、松葉杖を使うことは要らない。移動する……ここは大きくは変わらないだろう。中間位ギプスになっても、おそらくすぐには片松葉杖にはならないと思う。ただ、(基本的に)絶対にズッコケて右脚をついてはいけないというのと、(たぶん)ほとんど両脚で歩いているようなものというのとでは安心感が違う気はする。お風呂……これは本当に全然変わりないッスね、ギプスの形、どこをついていい・いけないとは関係なし。とにかくギプス周りをビニール袋でしっかり覆って、濡れないようにしてシャワーだけ浴びる(しばらく浴槽にはつかれないのだ。ふぅ……)。むしろ、座ったまま楽に片脚を伸ばしてシャワーを浴びられる高い椅子が欲しい。治るまであればいいだけだから、介護用品レンタルか、リサイクル・ショップで探すか?働く……さあ、最大の問題はここだし、最も想像が難しいのもここだ。今、僕の勤務先の2人の職員のどちらかが毎日のように病室を訪れて必要な連絡を取っているとは言え、やはり僕が抜けた穴は大きい(その分2人が成長しそうだというのも大きいが)。僕も隔靴掻痒というか、隔ギプス掻痒の思いである。 今すぐ退院するとして、松葉杖カチャカチャいわして中央林間の駅まで行って、電車乗って、またカチャカチャ職場まで行って……って、そこまでの苦労をして、さてやれることって、あるんだろうか? 書類や札束だけを扱う仕事だったらそれでもいいんだろうけれど、「人の心を相手にするプロ」としてはやはり少し自分に余裕がないと……という結論に、結局は落ち着くのだ。 というわけで、何となくではあるが、昨日の朝のカンファレンスの結論同様、次のギプスの巻き替えを節目に退院するというのが賢い選択なのだろう。逆に、それ以上病院にいる理由も見つからない。今帰って来られても、たぶん妻は困るって言うだろうな。改めて、僕の入院先は:藤沢市民病院(藤沢市藤沢2-6-1)小田急江ノ島線藤沢本町駅から徒歩10分、または藤沢駅北口からバス「市民病院前」か「本町交番前」下車面会は14-19時(平日は15時から) 怪我してからずっと毎日「アキレス腱話題」ばっかしですよね。なので、明日ぐらいは何かフツーの話混ぜます、ご期待下さい。

千兵衛の "「居場所カレー屋」まで、HALF A MILE AWAY"

「昼ごはん時はカレー屋さん、午後は若い子たちの居場所にして、晩ごはんの時間にはまたカレー屋に戻る……」そんなお店を将来やることだけは決めた。ただ、カレーを作るのと人と話すのは好きやし今までやり倒してきたけど、店を経営したことがあるわけじゃなし、皆さん、知恵と力を貸して下さーい!というサイト。踊ったり遊んだり、毎日の生活満載の Instagram, Facebook やブログのリンクも貼っています!

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