平均年齢は44歳以上?--Billy Joel 鑑賞記①
Billy Joel を観に行った(11/30)。 僕の記憶が正しければ、単独コンサートでは95年、あの地震の直後の武道館以来11年ぶり(地震が起こったそのとき、彼が大阪にいたというのは有名な話だ。確か大阪城ホールでの公演が1日延びたはず)、単独でなくても Elton John とのジョイントの東京ドームはたぶん2001年の春だったので5年ぶりの生ビリー。今度は何とビッグ・エッグの憧れのアリーナ席だ! しかも最前列! とは言え、上手の端っこから3つめの席。ドームで端の3つめというのは、もう身体をほとんど90度近く横に向けなければ舞台が見えないという場所なのだ。目の前にはステージも何もなく、ライト側フェンスの「日本興亜損保」の広告があるだけ。ミュージシャンも、ビリーと、あと前に出てくる者しか見えない。後ろにいる奴らは皆鉄塔の陰だ。 それでも、ビリーは例によってピアノごとぐるぐる廻るステージをしつらえてあるので、時間によっては彼を正面から見ることができた。 お客さんの年齢は明らかに高かった。たぶん平均は僕の歳より上だと思う。僕と同じように脚を引きずっている人を1人、杖をついた人を1人見つけたし、みんなそんな歳やねんなあ……と妙に納得した。アリーナ席で周りを見渡せば、僕と同じようにほとんど全曲口ずさんでる人が、僕の他に2人もおったしな。 先日「君が生まれた頃からサルサやってんねん」と言える相手と出会いたいなんて書いたけど、思えば、たとえばイギリスのあゆさんどころか、友だちのるりちゃんだって、生まれた頃既に僕はビリーのファンだったのである。どうだ参ったか。 そして、ビリー本人。音域がいくらか低くなっていることは前にも書いた。20年前にやっていたような派手な演出は影をひそめている。だがどうしてどうして、コンサート終わり近くに盛り上がって来るに連れて、マイク・スタンドを担いで舞台を端から端へ歩き回るわ、そのスタンドと思いっきり戯れるわと、遊び心満載のライヴになってきた。 東京ドームのスタンド下の階段を苦しそうに上るケガ人さん。 そんな彼のバッキング・ミュージシャンズの中の注目株や注目曲などについてはまた明日以降。
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