高い買い物?
「まだしばらく、今みたいなリハビリを続けてもらう感じになりますね。それをやるなら、今の藤沢市民病院でも、ウチの病院でも内容はほぼ一緒。あなたがどうしても変わりたいって言うんだったらそれでもいいんだけど、手術したときとか、その後とかの状態がよくわかってるところで続けた方がいいかも知んないなあ。 で、たぶんあと1か月か2か月……まあ1か月ぐらいかな、それぐらい経ったら、ウチの病院には付属のフィットネス・クラブがあるんで、そこに通ってもらって、一定のプログラムに沿ってリハビリするってのはどうかなあ。……うん、そう、治療じゃないから、全部自費ですよ。でも、何、サルサ? ダンスに確実に復帰したいと思ったら、決して高い金額じゃないと思いますよ。今簡単に紹介状書くから、ここの会計終わったらそっち見学してきたらいかがですか?」 12月6日、県内某所にあるS病院を初受診。 ここは、アスレティック・リハビリテイションを標榜する「健康スポーツ部」を整形外科とは別に持っているのに加え、病院とは別枠でアスレティック・クラブを経営。僕はこの種のところに入っていたことはないけれど、医師のお墨付きのあるスポーツ・クラブというのは、たぶん珍しい。 以前このブログに、「S病院がズバリ、アスレティック・リハを標榜しているのがわかったのだ。明日の、退院後最初のリハビリ&外来通院が終わって、今後の流れが少し読めたら、この病院にメールしてみて、リハビリのスタッフや設備の様子などを訊いてみようと思う」(10/9付)と書いたが、実際はメールはしていない。また、一度飛び込みで(予約なしで)診てもらおうと思ったが、着いた時刻が受付時間外だったのと、その日はギプスが外れたばかりで、その頃の運動能力では駅からのあまりもの遠さにゼエゼエしてしまったのとで、しばらくご無沙汰していた。 今、手術後約3か月。リハビリもそろそろ次の局面に移る頃だ(たぶん)。「ダンス復帰を見据えた何か」をやり始めなければいけない、と言うことはそれができそうな場所を探さなければ行けない。そこで改めて、以前ネットで見つけたS病院へ行ってみようと思ったのだ。 「すげー先進的かも知れないS病院」という僕の期待は結構気持ちよく裏切られた。健康スポーツ部のT医師の説明は、要するに「まー、今んとこは市民病院もウチも変わらんのとちゃいまっかー。むしろ、手術からしてんねんから、市民病院の方が今はましでっせ。でも、今やってる段階のリハビリが終わったあとについては、ウチがやってるアスレティック・クラブがいろいろ用意してまっせー!」ということになるだろう(注・別にT医師は関西弁ではありませんが、わかりやすく、もとい、説明しやすくするために関西弁にしてみました)。 この日は、「とにかく、体重をかけずに足を動かして下さい。それでリンパの流れを取り戻すことだね」等々のアドヴァイスをもらい、そのあとスポーツ・クラブを見せてもらった。 「1週間いつでも(定休日を除く)使える契約料」を除けば、時間や曜日を限った契約料は、月決めでも、スタジオ・ペペで日曜日の3レッスン(ルンバ、ショウ・ダンスと振付練習)合計にちょっと足したぐらいの金額だ(それにプラスして1日行くごとに\315要るが)。その間まずその「3レッスン」に行けないであろうことを考えると、確かに高い買い物ではない。 今日行った藤沢市民病院整形外科では、主治医のMさんが「うーん、まだちょっと終了ってわけにはいかないね」とプチ渋い顔をした。でも、「そうか、『終了』ていうときがくるんや」と、ごく当たり前のことを考えた。 市民病院の次回の通院は年明け初日1月4日、手術から約3か月半。この辺でいろんなことの目途がつくんとちゃうやろか。
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