縁(ゆかり)マジーック!
昨夜、井上ゆかりさん (Pf.) と河原厚子さん (Vo.) のデュオを聴きに行った。場所は、去年の10月末に引き続き "Wiz" (神奈川県藤沢市)。 今回のパートナーは友子です。これは「寒ーい! 早く撮っちゃお」と言いながら、例の「イケイケの、そと席」から店の内側を写した画像です。 ユーミンの「春よ来い」に始まり、Stevieの "My chérie amour", "I Just Called to Say I Love You", 4月発売の新盤収録曲・Duran Duranの "Ordinary World" などなど……。ゆかりさんと河原さんの魔術にかかれば、数々の耳慣れた曲たちがたちどころに装いを変える。ボサ・ノバ風、ソウル風、そしてまたあるピースはクラシカルにという感じだ。ジャズってそもそもそういう側面(どんな曲でも好みの感じに編曲してしまう)を持ったものかも知れないのだけれども、このお2人のライヴは特にそういう「遊び」が豊かなような気がする。 僕たち2人が案内された席は、ゆかりさんの手元が見えなくて、最初少し残念に思っていた。ところが、それはそれで結構面白い場所だということに演奏の途中から気付いたのだ。 例えばゆかりさんのソロの頭などで、突然ピアノの音が変わる(正しく言うと、ピアノでない物の音が聞こえてくる)。「おっ、何や何や?!」と思ってよく見ると、はい、ゆかりさんが口に何ぞくわえてはるんですねー。そして、右手はピアノの鍵盤ではない場所に。 そうです、ゆかりさんご自慢の「ピアニカ」(ホンマはこの名前、確か商品名?)、ピアノでは出ない音色が手軽に表現できる代物です。それにしても、メロディー楽器のめっちゃトーシローの僕にとっては、右手と左手で違うことをするだけでもえらいこっちゃと思うのに、更にあの細い身体のどこからピアニカ弾けるだけの息が出せんねん、と驚愕することしきり。 1ステージ目と2ステージ目との間に撮っていただいた写真です。ゆかりさんと一緒に写るときは、どーも(自分が舞台に上がるときよりも)緊張してあかんわ。 前回の "Wiz" 公演は、僕のギプス外し4日後、初の本格的お出かけだった。今回はお店のすぐ近くでフィットネス・クラブ・デビューを果たして2日後。なぜかゆかりさんと僕のちょっとした「門出」が重なっています。そこで、今日の書き込みのタイトルは「ゆかり」と「縁」を関連づけて(実際彼女のお名前にはそういう願いが込められているそうだ)、かつ彼女の「音楽的魔術」を表現してみました。どうぞ、日曜の朝によくやってるアニメのような口調でお読み下さい。 次の "Wiz" でのお2人の演奏は4月28日やそうです。4月17日のCD発売直後なので、行けばその場でサイン入りで買えるのは確実!
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