汗かいてもた・その1
1週間以上前の話になるが、27日の土曜日の晩、シアターVアカサカ(東京・赤坂)で行われたNAPTA(日本タンゴダンス・プロフェッショナル協会)のミロンガに行った。 この夜の目玉の1つは、アマチュアのペアやグループ10組が、コンテスト形式でその踊りを競うというコーナーだ。その表彰は観客の投票によって決まることになっていたのだが、正調ペア・ダンスあり、男役の女性が女性2人をリードするチームあり、そしてジョルジュ師匠に女4人が絡むTango Belezaありと、普通に比べるにはちょっと難しかった組み合わせかも知れない。 我らがタンゴ・ベレーザは「ベスト・インプレッション賞」を受賞。ひいき目に見なくても、踊りとしての完成度やエンターテインメント性は群を抜いていたと思うのは、やっぱりひいき目? ミロンガなので当然長めのフリー・ダンス・タイムは取ってあるのだが、もう1つの目玉が「先生たちと踊りましょうの時間」だ(てな名前はついてなかったとは思いますが、要するにそういう時間です)。 入場時に手渡されたプログラムの角に番号が書いてあって、これを下さったダンサーの漆原有彩さんが、「この番号使って抽選しますから、なくさないで下さいねー」なんておっしゃっていたので(彼女が入口でもぎりをやっているなんて、なんとゼータクなミロンガでしょう)、僕はてっきり「会場の中からお1人をブエノス・アイレスにご招待!」……てなことにまではならんまでも、せめて賞品か何ぞもらえるもんやと期待していた。 ところがそれが実は、この企画のためにあったのである。NAPTAの各ダンサーが、テキトーな好みの番号を言って、その番号を持っている者がそのセンセと1曲踊れるというオイシイ内容。 そして僕もよく(タンゴやり始めるよりずっと前から)存じ上げている、スサーナ・ユウコ・原田さんが呼んだのは「26番!」 おおっ! おっ、おっ、おっ、俺やん。この日の目的は踊りを観るだけ、自分が踊るのはまだまだ先の話。でも、このコーナーでもし誰かの相手に指名されたらさすがに1曲だけは何とかしようと心に決めていた。 ちょっと下向き加減で、しんどそうですね。しかも「緊張したときに必ず立つ人差し指」がしっかり立ってるし(「三宅裕司のドシロウト」に出さしてもろた際、吉岡美穂さんをお誘いして踊ったときの映像を見ると人差し指が立ってたんです)。ガンチョなどの足技使えへんかったら、上半身のリードだけでも1曲ぐらいは何とかなります。でも、1曲で汗タラタラ、息は切れ切れ。しかもお相手が原田さんなので緊張は倍増です。 友子が何度も「復活第1曲目が裕子さんでよかったじゃーん!」と言っていた。確かにそう思う。僕のやること何でも喜んでくれはるひとやし。 ただ、ホンマは1月14日のスタジオ・ペペのパーティーで、友子と踊ったのが僕にとってはホンマの「復活第1曲」で、これのおかげの「足が動かんでも最低限のリードはでける」という確信がなければ、原田さんに誘われてもたぶんお断りしてたもんね。 さて、今日のタイトルは「汗かいてもた・その1」、ちゅうことは当然「その2」があります。しかもそれは、今度は踊りでかいた汗ではありません。詳しくはまた、明日以降。
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