80年前のポップ・アート
真ん中にドーンと富士山が描かれている。その手前に、霊峰・大山(おおやま)。その麓には、小田原と新宿を結ぶ赤い路線だ。その途中、「新原町田」と「座間」の間あたりからは「第二期豫定線」として、点線が「藤澤」まで伸びている。その新原町田寄りに「本社開発土地」と書いてあるのは、まさに僕が今住んでいるあたりなのだろう。 地図の左上、「新松田」から分かれた「省線」は山北、御殿場、沼津、静岡、名古屋、京都、大阪、神戸、下関まで走っていて、その先に釜山までを望むことができる(当時の「東海道線」は御殿場回り)。かたや右上側は、新原町田からの省線が東京からの線と八王子で出会い、甲府、塩尻、直江津、新潟、青森と続いていて、その向こうには函館、そして何と樺太(今のサハリン)まで描かれている。 この楽しい「地図」なんだか「絵」なんだかは、一体何かというと……
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