Recorrido de los jalapeños (3)--浅草ぶらぶら

 最初はその隣にある吉野家に入るつもりだったが、満席で断念。僕はねぎとろ丼、ラウラはとんかつ定食……と、日本人と、日本生活が長かった人間はスムーズに注文が済むのだが、残りの者はそうはいかない。最終的には子どもたちは2人とも親子丼、コンチータは生うに丼を頼んだとは言え、ここへたどり着くまでがえっらい大変。 メニューに写真が載ってるゆーたかて、それを見ながら、この上にあるのはいったい何なんやとか教えるのがすっごく難しい。例えば、うに。まずスペイン語でこれに相当する単語知らんし、説明するのも結構難儀。 やっと料理が来て、食べ始めたら「スペインへ何回か行ったことがある」とおっしゃる日本人のおじさまからスペイン語で話しかけられる。この方からは、あとで地元のお菓子までお土産にいただきました。ありがとうございます。 本人たちに許可取ってへんからここまで写真載せるのはためろうてきたけど、これぐらいやったらまあええやろ。ねぎとろ丼食うた食堂の前で、左から、タイラ、ラウラ、ビニーサの親子。 結局、食事するだけで集合時間までの1時間足らずを使ってしまった僕たち。他のみんなも、見物はしたけど食べはしてないとか、或いはその逆とかで、何か浅草が消化不良に終わっていた。ならばもう一度、今度は1時間半後に集合時刻を設定しよう。僕らは再び雷門の前で別れた。 今度は別の女性1人、男性3人の固まりをガイドする。まずは仲見世を歩いて浅草寺へ向かう。とりあえず、全部が物珍しいですわな、彼らには。お寺に近づくと、少しお寺の施設の端っこも現れます。「これがお寺?」「まあ一応お寺の一部分やけど、本体はもうちょっと先やからね」 境内に入ると、更にがしがし質問が飛びます。★「仏教の寺と、神社は同じなのか?」☆「基本的には違う。でも一時期いっしょくたにしてしまおうとした時期があって、その名残が今でも一部の寺には残っている」★「ナリータでも大きな寺へ行ったが、そことここは同じセクトなのか?」☆「うーん、そこまでなると知らんなあ。同じ仏教ではあるけど」★「あの人たちは、線香の煙を浴びて、何をやっているのか?」☆「悪いところを治そうとしてるんですよー。自分の身体で治したい部分に煙をかけるとね、治るの」 僕たちが本堂を出ようとすると、日本人の小学生ぐらいの女の子が話しかけてくる。よく聴くと「ウェア・アー・ユー・フローム?」と言っている。どうも、夏休みの宿題だか何だかで、外国人に話しかけて写真を撮って、メール・アドレスを訊いてその写真を送る……ということらしい。うーん、何と今風の宿題なんでしょう。その子のお父さまらしき人がカメラを構えて、ハイ、ウィスキー(メヒコでは「チーズ」ではありません。また、「イー」や「イー+子音止め」でうまく終わる単語がないので、英語の単語を使うことになるようだ)。 本堂の裏手から境内の北東隅に回ると、果たせるかな、さっき彼らに説明した「神仏習合の名残」がしっかりこのお寺にもあることがわかったのだ(浅草寺をよくご存じの方はおわかりかと思いますけどね)。詳しくは、次回の書き込みで。

千兵衛の "「居場所カレー屋」まで、HALF A MILE AWAY"

「昼ごはん時はカレー屋さん、午後は若い子たちの居場所にして、晩ごはんの時間にはまたカレー屋に戻る……」そんなお店を将来やることだけは決めた。ただ、カレーを作るのと人と話すのは好きやし今までやり倒してきたけど、店を経営したことがあるわけじゃなし、皆さん、知恵と力を貸して下さーい!というサイト。踊ったり遊んだり、毎日の生活満載の Instagram, Facebook やブログのリンクも貼っています!

0コメント

  • 1000 / 1000