愛いっぱいのラスト・ポーズ……Gran Fiesta (2)
「ゲホ、ゲホ、ゲホッ、あれえ? 1回治まっとってんけどなあ?……」 ミロンガの最初の数人のお相手は全然何ともなかったのに、ある方と踊りだすと突然咳が出だして、タンゴどころではなくなってしまった。もう、その方に何だか申し訳なくて……。 前の日あたりから、一定の時間おきに波のように咳が襲ってきてはいたのだけれども、よりによって、本番の直前にその「波」が来るなんて……。マジやばい。咳しながら踊るわけにはいかない。水を飲む、飴をなめる、何とか僕は自分の喉をなだめすかせる作戦に出た。 そんな、踊りとは直接関係ない気遣いばかりして僕は本番を待つことになってしまった。だから……という理由づけをしてはいけないのだが、踊りそれ自体は、腰が引けまくりの、いささか中途半端なものに終わってしまった気がする。 でも、ベレーザのリーダー格のOさんがちゃんと位置取りでカバーしてくれたし、夢中で頭が一杯だった僕をみんな、補って余りある働きだった。 これが最後のキメです。たまたま近くに席を取っていた、サル友でマイミクのたけるちゃんに撮ってもらいました。 次回(3)では、僕が今回のチーム内の自分の立ち位置を意外と評価し間違えてたんとちゃうやろか、という話をします。
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