「似つかわしくない」ドラマⅡ
札幌に住むヒップホップ・ダンスが好きな二十歳の女の子、一本木瞳(榮倉奈々)は、祖母の死を機に母・百子(飯島直子)と共に十何年かぶりに東京は月島を訪れる。後に残されたのは百子の父・勝太郎(西田敏行)と彼の3人の里子たち。母1人子1人で、自らも「居場所のなさ」を体験したことのある瞳は、祖父の元で「里親補助者」として住み込むことを決意する。 気負い込んで始めたものの、突然の「子育て」は失敗ばかり。しかし、やがてその懸命さで瞳は、子どもたちに、そして街の人たちに温かく認められ始める……というのが、今月初めから始まったNHK朝の連続テレビ小説「瞳」の物語である。 いやー、あきませんわ。1コ前の「ちりとてちん」も、落語のストーリーの再現ドラマやりだしたらつい僕はテレビの前に居座ってしもて「こんなドラマ、朝のクソ忙しいときにやるなよー」とボヤキ倒していたが、今回のこの「瞳」はそれに輪かけて釘付けです。里子の友梨亜(森迫永依)が「瞳に、私たちの気持ちなんてわからないんだよ!」なんて言うて拗ねる場面なんか、くーっ、自分の仕事と直結してて、冷静に観られません。 しかも今週は、いよいよ瞳がダンス学校に入るというお話! 毎日1回必ずレッスンのシーンがあります。今朝なんか遂に瞳は、クラスのno. 1ダンサーを争おうという純子(満島ひかり)・由香(田野アサミ)とトリオを組んで課題曲を踊ってしもた、うぉー! しかし、反目し合っている由香と純子は、踊りを途中で止めて喧嘩しだしてしまうんですねー。凄味がイマイチ不足気味なのは、やっぱし月9ではなくて朝ドラのせいか。(写真はウェブサイト「Yahoo! テレビ」から) ただ、僕にとってはとても気になる作品やけど、普通朝ドラを観そうな方々にとってはねえ、どうなんでしょう、このお話。「里親」の部分はともかくとして、「ヒップホップ」がどれだけ胸に落ちるんでしょう。榮倉奈々さんは主役やからともかく、満島ひかりさんも田野アサミさんも、踊りやファッションとか、ピンと来はれへん方が多いかもな……。 とは言え、明日はいよいよ瞳が友だちの萌(鈴木聖奈)に連れられ「初クラブ」へと向かう日です。どうもバリバリのダンス・バトルがあるみたい。うー、楽しみー!
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