バファローズ、四国移転
僕は、京セラドーム大阪でのオリックス・阪神戦を観たことがある。オープン戦だったとはと言え、僕の座っていたライト側(バファローズ側)までしっかり阪神ファンが押し寄せてきていて、レフト側にいる応援団のラッパに合わせて歌っている。つまり、まるでホームゲームの感じがしないのだ。僕は、何人分かの応援歌を(もちろん、相手側の)しっかり憶えてしまった。 オリックス・バファローズのテリー・コリンズ前監督が辞任を発表したのは、神戸のスカイマーク・スタジアムで阪神と戦ったあとのことだった。前日は京セラドームで、逆転勝ちしたとは言え相手側の怒濤のような応援。その日は更に、自軍が放出した平野にタイムリーヒットを打たれ、あまつさえ、代わりに獲得した濱中治が好機に凡退。こういう負け方をしたせいで、コリンズの決心もさすがに固まった……と見るのは考えすぎだろうか。 前回の書き込みで触れたように、僕はこの球団の補強方針を誰が決めているのかはよく知らない。球団本部長が、選手も監督も経験した中村勝広さんなのだから、彼がかなり中心になっていると考えるのが自然だとは思うのだが……。どちらにせよ、平野や大西のような「これから」の選手を出して、獲得してくるのは濱中治やアレックス・カブレラ。なるほど、短期的にはそれで勝ちが望めるのかも知れないが、長期的な展望に立つとどうなのだろう。 実は僕は、バファローズは活路を見出すために、大阪から離れるべきだと考えている。冒頭に書いたように、大阪のチームでありながら、地元大阪での人気は阪神タイガースに完全に水を空けられているからだ。日本ハム・ファイターズが北海道に根を下ろし、そして楽天が仙台で成功を収めつつあるように、「プロ野球空白地帯」へ移転する、これだ。 西日本の球団であるバファローズにとって抵抗の少ない移転先と言えば……四国だ。高松にある香川県営野球場(Wikipediaから拝借)が、バファローズの二軍のかつてのスポンサーの名を冠し「サーパススタジアム」と呼ばれていることをご存じの方も多かろう。ということで、高松を本拠とする「四国オリックス・バファローズ」または、場合によっては「四国サーパス・バファローズ」だ。僕は、あながち非現実的な話ではないと考えているが、いかがでしょうか。 さて、監督代行に指名されたのはヘッドコーチの大石大二郎、僕にとっては特別な思いがあります。と言うか、代行とは言え、監督になってみて初めて、「特別な思い」があることに気付いた、というのが正しいかな。その辺は、次回以降に譲りましょう。
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