パフォーマンスと手術--3連続出演・エピローグ
この3回連続の出番(TDL, ゴスペル湘南、グラン・フィエスタ)を終えて、図らずも感じたことがある。それは、「踊りの本番と大きな手術とは同じ」だということだ。 たまたま、ゴス湘のコンサートと脳腫瘍の摘出手術とが、同じ日付であることに気付いて僕はいろいろ考えた。手術へ向かって1つ1つ不安を拭い去っていって、いつの間にか安心しきって当日の朝を迎えたという4年前に経験したあの感じが、今回の全ての本番の直前の心持ちと似ていると思ったのだ。 僅か数分、或いは今回のゴス湘の演目のように数十秒の演目のために、何百回・何千回もの練習を重ねる。そして本番当日には、未だ多少の不安はあれど、それを最小限にして、逆に自信を最大限にして舞台に臨む。 それでも、その日お客さんが観るのは1回だけだ。今回のグラン・フィエスタでのアダジオのように、失敗すれば元も子もない……かと言えばさに非ず、その「何千回もの稽古」があったから、転倒してもすぐリカヴァーできたのだ。 対して、大手術。こちらは患者自身がやるわけではないにせよ、患者も健康管理やしっかりとした心構えが事前に必要なことは言うまでもない。また、執刀医に対する全幅の信頼感がないと手術は成功しないし、それはペア・ダンスの相手や、群舞の仲間に対するものと似ている気がする。 そして、万が一手術で何か自分が思うようにいかなかった部分があったとしても、--医療過誤云々の範囲になると、少し話は違ってくるが--とりあえずは納得がいくのだろう、おそらく。 そうですか、「ディズニー大好き☆」さんは、チップ&デールのファンでいらっしゃるんですか。あそこでは、各キャラクターのファンがいてはるんでしょうね。「大人のダンス」て言うていただけて、もうすっごく嬉しいです。元気に弾けて、場が盛り上がるような感じはもちろん出したいけど、シブく、年齢相応のキメ方をしたかったんですよ。 TDRのステージに立つために……一緒にサルサやりませんか?
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