大阪外大生協食堂の謎
「友達いなくて便所飯? 『一人で食べる姿、見られたくない』」 トイレの個室で以下のことを禁止します。落書き、喫煙、食事。違反者にはトイレ使用禁止などの処分を行います。××大学。監視カメラ作動中--日本のいくつかの大学でこんな貼り紙が見つかっている。各大学とも、もちろんトイレに監視カメラは設置しておらず、トイレ使用禁止の処分もあり得ない。どこの大学のものも同じ貼り紙なので、誰かが書式をネット上にアップロードし、いろいろな学生が貼り出していることが考えられる。 トイレの個室でご飯を食べる「便所飯」と呼ばれる行動は、実は学生を中心に若者に広がっている。友だちがおらず独りぼっちの者が、学食などで一人で食べている姿を見られるのが嫌で「便所飯」に走るという。(朝日新聞、2009年7月6日付東京本社版夕刊3版1面の記事の一部を千兵衛が要約) 僕自身の学生時代に比べて今の若い子たちの方が、一般的に個人主義が発達していて、「おひとりさま」でも平気だと何となく思ってきた。この記事に描かれていることで全てが語れるわけではないので、これは1つの側面として理解しておくとして、この記事を読んで僕は、僕自身が大学に通っていた頃感じていたことを思い出した。 その頃、大阪外国語大学の昼休みは12時20分から13時10分の50分間。当然、年度初めの4月頃は、1年生がまだ事情がわかっていないので、12:20、午前の授業が終わってすぐの時間の生協食堂が異様に混む。 ところが、みんな昼飯を食うのに40分も50分もかけるわけではない。やがてみんな、12:45頃、休み時間の中間ぐらいに行くと、空き具合がちょうどよくなることに気付く。だから、5月、6月と時が流れていくにつれて食堂の混雑は平均化されていく……
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