神宮と宝塚
(昨10/19付の続き)ライト側ポールのすぐ後ろあたりにいると、3塁側の応援席がちょうど正面に見える。明治のチアリーダーの娘たちは、自軍の攻撃中ブラスバンドに合わせてひたすら踊っていた。サルサで言えばポジション・チェンジなしのシャインズにあたるわけだから、自分ひとりで調整が利くとはいえ、あれだけ踊り続ければ、絶対に野球をやっているよりも体力を消費すると僕は思う。 また、大学野球の応援はある意味、一糸乱れぬ拍手が決まったところで贈られる、宝塚のようなものなのかも知れない。打者交代の際、凡退したとき、守備側を応援したいとき、それぞれに各校でパターンが決まっているようなのだ。点が入ったら必ず肩組んで「陸の王者……」やし、盛り上がってくれば大汗かいた学ラン姿の男子学生には頭からバケツの水、やし。 そして、6つ大学があればそれぞれに応援に個性があることは容易に想像がつく。昨日だけだったのかも知れないが、女子のチアリーダーがやたら張り切っていた明治、途中反撃しだしたら学ラン野郎が5・6人お立ち台に上がってきて応援のポーズをしだす慶応、否、慶應義塾。応援を自らの舞台とする学生たちにちょっぴり羨ましさを感じつつ、僕は試合の途中で神宮の杜を後にした。 さて、ニコン・クールピクス・ライフの充実のために1冊ムックを買いました。もう1ランク上のデジタル一眼レフのガイドブックは山ほどあるんやけど、このカメラのような中位の機種をカヴァーしたものはあまりない。その中でちょうど僕の求めている内容に合っていて、かつ丁寧な説明がされているのがこの本だった。ポートレート、夜景、スポーツ……数々の「シーンモード」は、普通のコンパクトデジタルカメラと同様備えている。問題は、絞り・シャッタースピードなどを敢えて自分で決めて、撮りたい写真を撮るにはどうしたらいいのかということなのだ。さあ、久々にカメラ・オタクの息子の腕が鳴るぜ。
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